超古代狛犬怪獣 ガーディー | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

ウルトラマンティガ第44話「影を継ぐもの」に登場する超古代狛犬怪獣ガーディー。
実はTDGに多い、地球側・正義側の怪獣です。

ソフビのディテール的には、大味感のある造形。その分ボリュームがあって、これはこれで味があります。

特に頭部は、ざっくりでもあり、そのざっくり感が、彫り出した彫像のようでもあり、不思議な魅力を持ちますね。

 

 

正面から。

巨大な狛犬怪獣が、鎧をまとっているような姿。

前から見ると、少し笑っているようにも見えます。

 

横から。

正統派怪獣のスタイルがカッコいい。

さっきも書きましたが、頭部が大きいのが良いですね。胴体に比しても、かなり大きい気がする。

 

四肢のディテールや尻尾の彫りなど、細かいところは細かい。

塗分けも非常に丁寧です。

ただ、全体的に色が薄く感じてしまうのは、素体色が薄目なのかな。

TDGには陰影の濃い怪獣が多いので、やっぱり今のソフビの色だと玩具っぽく見えてしまいますね。

 

 

背中。非常に細かく、また複雑な造形。

尻尾の中にある青まで丁寧に塗分けられている。

現行ソフビの省略度合いから考えると、すごく力が入っていると思います。

背中の左右対称デザインも素晴らしい。超古代文明感を感じます。

 

 

ガーディーにはカラータイマーも付いている。

このカラータイマーの造形も見事。

表面のざらつき感まで再現されている。すごく細かい仕事ですね。

こういう細部に目を凝らすと、大味なんて言っていたのが申し訳なくなってきます。

 

顔のアップ。

二重だなあ。かわゆすなあ。

ただ、目が頭部に比して少し小さく感じますね。

あと、なんだかんだ言っても口周りの造形はかなりざっくりしていると思います。

これほどの膨らみがあるなら、牙の鋭さとかもっと拘れたんじゃないかな。肉抜きされていないしね。

 

 

横から見ると、凛々しく見える。

角もデカいですねえ。

 

さて、可動ですが、すごく楽しいです。

足が太くて、安定感あるんですよ。

こんな感じに爪先立ちしても、ちゃんと自立してくれる。

 

 

躍動感あるポージングが取れる、それだけで印象が10倍良くなる。

やっぱり、ソフビって飾ってるだけじゃだめね。あれこれ動かして、楽しまないと。

 

 

片足を持ち上げて、「蹴り」もできる。

欲を言うと、首回りにも可動が欲しかった。あったら100点でした。

 

 

カッコいいなあ。

犬っぽいから、どこか俊敏さも感じる。

ウルトラマンのようにカラータイマーも付いているし、格闘戦に秀でたシルエットなので、ポージングが映えるんですよね。

 

 

ジオラマの中に置いてみた。

大きいので、ぬっと出ている感が出ています。

このボリューム感……。遊ぶ時の満足感は高いですね。

 

ビルを密集させて、空撮のような一枚も。

 

 

ACTと絡めてみた。まずは、嘗てのご主人様。

イーヴィル・トリガーはACTの中でも色彩に優れたウルトラマン。

青い瞳が非常に美しい。

 

 

イーヴィルの暴走を止めようと、けなげに戦うガーディー。

しかし容赦ない反撃を受けてしまう。
 
 
 
斃れるガーディー。
これが、ティガの怒りに火をつけた。
 
お前にだけは、絶対に負けない!
 
 
 
光と影。そして影を継ぐもの。
カプセル怪獣とはまた別に、ウルトラマンと深い絆を持つ怪獣。
似ているところで探すならば、ウルトラマンレオに登場した、さすらい怪獣ロンですね。あっちは色々あってグレちゃったけど、ガーディーは主人が闇落ちしても、何とか助けようとしてましたね。涙を誘いました。
 
 
ややアオリ気味で一枚。
膝小僧にある特徴的なディテールや四本指など、いろいろな拘りに気付けます。
 
カッコいいなあ。今回、紹介のためにじっくり眺めて、ますます好きになりました。
 
 
英雄勇像のティガと。
こうしてウルトラマンと肩を並べる怪獣って、珍しですね。
ニュージェネになると、それこそ変身アイテムを使って怪獣に変身するとかあったから珍しくなくなりますが、TDGの時代ではあんまりなかったんじゃないかな。
 
中堅ハチ公のような健気さと可愛らしさ、そして怪獣デザインとして文句なしのカッコよさを兼ね備えたガーディー。ティガの怪獣の中でも特に好きな一体です。もし複数ゲットできる機会があったら、本当に「狛犬風」というか、和風テイストに塗り替えてみようかな。