Sカプセル怪獣 ダークラー | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

ウルトラマンゼアスの劇場版に登場。レディベンゼン星人が使役するカプセル怪獣、ダークラーのソフビです。

ゼアスって、ウルトラシリーズの中でも最強レベルの異色作、おちゃらけ突き抜け路線だと思っていたのですが、怪獣のデザインに関しては、かなり攻めていますね。

この顔でカプセル怪獣って、インパクトヤバいな。

 

正面から。

頭部のゴツゴツした造形のため、目が見えないのが不気味。

スタイルは非常にオーソドックスなもので、後年のキングオブモンスなんかも髣髴とさせるデザインですね。

 

横から。これでやっと目が拝める。

濃い青を基本色として、金と赤い目。設定によると、純金製の棘とプロテクターによって強化改造されているそうです。

 

金色の角からは、超強力な「クラクラビーム」を放つ。

やっぱり、ふざけてるな。

この辺のギャップ萌えは、ウルトラマン80先生に登場した怪獣たちにも通じるものがありますね。特に後期。そいつが登場するストーリー自体はおちゃらけであったり、子供むけであったりするのに、怪獣のデザイン自体がとにかくヤバいっていうね。

 

 

ヤバいと言えば、背中のディテールも中々にヤバよろしい。

カンブリア紀にいた生物みたいですね。

 

顔のアップ。

特徴的。面長ですが、硬派でカッコいい。

良く見ると、瞳にも彫りがあるなど、とにかく造形が細かいです。

金の吹き所も絶妙ですね。

 

 

ややアオリにすると、前部の金が非常に映える。

やや俯き加減のダークラー。

ご尊顔を拝もうとすると、これくらいのアングルが丁度かもしれません。

 

 

さて可動ですが、基本の四肢。

腕は二段階で角度が付いている仕様なので、万歳しかできないところが難ですね。

 

 

ドッシーン。

 

 

前傾にすると、これくらいまでは自立可能。

巨大な角を活かした突進攻撃とかなら、できそうだな。

 

 

街に絡めてみた。

金属質・硬質な異物感が、けっこういい感じです。

 

俯きがちなので、廃墟の奥からこっそり覗くとかでもいい感じ。

実際こいつは、市街地でバトルしたんですよね。相手はゼアスのカプセル怪獣、ミラクロンでした。

 

 

ここからは似ている怪獣シリーズ。

まずはレイジャ。背中の広がりに近いものを感じます。

 

加速する海洋汚染により狂暴化したレイジャ。

としてもあんまり違和感がない。

あるいはカオスヘッダーに憑依されたバージョンと捉えても良いですね。

 

 

背中に棘だらけの被膜があるという意味では、こいつも近いのかな。

そもそもボガールとレイジャが、まあまあ近いですもんね。

 

主? であるレディベンゼン星人と。

レディベンゼン星人のデザインは――あんまり好きになれません。もろMIBの宇宙人って感じで。
僕自身が古いタイプなのかもしれませんが、バルタン星人やメフィラス星人、あるいはウルトラセブンに登場した種々の宇宙人のように、独特かつ抽象的、表情が読めないくらいの宇宙人の方が好みです。
 
 
しかし、そのペット怪獣はカッコいいから好き(ペットじゃねえよ)。
このソフビも随分古いものですが、細部まで手の込んだ、凄まじく丁寧な仕事ぶりです。
口の中や瞳もムラなく塗分けされ、また金と青の彩色も素晴らしい。出自こそパッとしない怪獣(といったらゼアスに失礼)ですが、登場の仕方によったら結構な強敵ポジションになったのでは? 悪の宇宙人により養殖・改造して送り込まれてくる怪獣兵器的な雰囲気があると思います。こいつが怪獣兵器スコーピスさながら、群れを成して惑星を襲う画を見てみたいですね。