ジオコレ 戦禍のコンビナートA~C | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

今回は、怪獣ジオラマにうってつけのプラモデルのご紹介。
以前、「破壊された建物」シリーズを紹介しましたが、その系列で今度は、「コンビナート」一帯を再現できるモデルが登場しました。

A ガスホルダ―

B 蒸留塔

C 冷却塔

からなります。このA~Cセットで、非常にリアルなコンビナートを作ることができる。

 

こうして並べてみただけでも、かなり壮観。

BとCのモデルにはパイプが大量に入っていて、それを好きなように組み合わせることで地面にパイプを這わせることができる。

今回はとりあえず、組み立てたモデル部分のみ紹介していきましょう。

 

まずは一番目を引く、Aのガスホルダーの紹介。

トラスバーや階段など、とにかく細かいところまで丁寧に作られている。
 
ガスタンクの周りの柵は、階段部分も含めて違和感のない仕上がりです。

 

階段も、まあ細かい。

ジオコレが偉いのは、どの部分のパーツも、気持ちよいくらいカッチリハマるんですよね。

無理に力を入れて破損させることがありません。

 

怪獣と絡めると、こんな感じ。

1/144だと、ちょっとガスホルダーの方が大きくなってしまう。パッケージの情報では、ガスホルダー自体は20Mらしいので、50Mの初代ゴジラと絡めると、けっこう違和感があるかもしれません。

 

昔のムビモンの大きさくらいが、ちょうど良いかもしれませんね。

こうなってくると、サイズ感的にしっくりくるソフビやフィギュアは、限られてくるかもしれません。

まあ、そこまで拘らなければ良い話ではあるのですが。

 

アーツのウルトラマンだと、こんな感じ。

ウルトラマンの身長は40Mなので、やはりちょっと大き目な感じはあります。

まあ、最近のウルトラシリーズでは、高層ビルの中で戦うウルトラマンの姿が当たり前になってきたから、これくらいのバランスでも良いかもしれませんけどね。

 

仰ぎ見る感じで撮ると、威風堂々として見えます。

良いアクセントになりますよね。良いわ、これ。

 

全体的にウェザリングが施されているので、特別な塗装は必要ないです。

部分によって、日焼けしたような感じもあるなど、芸が細かい。

 

 

続いて、Bの蒸留塔。

ボリューム的にはAに劣りますが、作りこみの細かさは負けていませんよ。

 
 
まずは、タワーの方。

煤けた感じが出ていて渋い!! 土台部分が、けっこう難しかったです。

 

ソフビと絡めると、こんな感じ。

高低の対比が際立ちますね!

ステップがちょうど、ガメラを見下ろせる位置に来ているのも良い感じだと思っています。

 

 

塔の下部。フレンジがしっかり締まっている。

 

退避櫓はこんな感じです。

塔に比べると簡単な作りですが、これがあるだけで、非常に雰囲気が出ます。

このパイプが大量についているので、自分なりに組み合わせて配管することが可能です。

 

このパイプの煤けた感じも良いですねえ。

欲を言うと、台座にもう少しカッチリハマる構造にしてほしかったかなあ。
 
ガメラを加えてアオリで撮ってみた。
コンビナートと言えば、平成ガメラですよね。
 
 
最後にCの冷却塔。同じものが2つついてきます。
これもまた、細かい造形だなあ。
 
上るための梯子があり、柵も、梯子の登り口はちゃんと空間がある。
ちゃんと導線が計算された作りなのが凄いですよね。
 
フィルターのような構造も、とにかく手が込んでる。
 
それほど背が高くないので、この冷却塔に登った視点から、蒲田君を見下ろすなどのショットが撮れる。
 
 
あるいは、塔の狭間からこんにちは、とかね。
 
 
 
このA~Cを自由に組み合わせて、自分だけのコンビナートを作ることができます。
 
そこにウルトラマンや怪獣を配置してみました。
 
まず、シンウルで。
ウルトラマンとコンビナートと言えば、「オイルSOS」ですよね。
 
巨大なガスホルダーの奥に、より巨大な影がぬっと立っている感じ――良いですねえ。
 
コンビナートに出現したゴモラ。
爆発に気を付けろ、ウルトラマン!
 
 
アオリでガメラ。
やっぱりガメラは巨大感のある仰観視点が良いですね。
 
 
今回のお気に入り。初代ゴジラのスチールをイメージしてみた。
 
進行するゴジラからコンビナートを護るために、東宝自衛隊が守りを固める!!
などなど、いろいろと思いつくままに組み合わせてみました。
 
作るのはけっこう大変だったけど、そんなに難しくはないです。折れやすいパーツがCに多いから、注意してくださいね。
個人的には、この前の「破壊された建物」よりも好きです。一つ一つの造形がカッチリしていて、大きさ的にもちょうど良い。
コンビナートっていうのは爆発したらシャレにならんものだからこそ、怪獣映画では一つの舞台として重宝されていると思う。「戦禍」という名前の通り、本来はミリタリージオラマ用のものだとは思うんですが、これが意外なほど怪獣とも上手く絡みます。これを使うことで、写真がグンと良くなったらいいなあ。そしてもう少し時間に余裕ができたら、まだ開封していないパイプも全部組み合わせて、コンビナート・ジオラマを完璧に完成させたいです。