S.H.モンスターアーツ キングギドラ2019 Special color Version | 怪獣玩具に魅せられて

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でけえ。

なにこの重量感。圧迫感。トゲトゲ感。

 

レジェンダリー・ピクチャーズの2019年公開映画『GODZILLA キングオブモンスターズ』。これに登場した究極の悪役にして、偽りの王キングギドラ。映画公開時に発売されたアーツが今回、より金を強くしたスペシャルカラーで再登場。

なんじゃいこのでかさは(しつこい)。

とにかく翼が巨大すぎて……置き場所がこの机の上しかありません。

この後ろに立てかけられるほどの背景もないので、今回は部屋の中撮りということになりました。

 

横から見た図。

さすがに自立は不可能。ただ、この巨体をたった3つの支えだけで立たせられているわけで、意外と体幹は優れているのかもしれない。

 

胴体部分のアップ。

色が強めの金で、ぎらついていますね。映画の中では霧だの雲だの夜だのと見えにくいところにしかいなかったから、こうしてギラギラ金の彩色を見ると、92年の『ゴジラVSキングギドラ』のギドラに近い雰囲気を感じますね。VSギドラは着ぐるみなので、下半身はここまでスリムじゃないですけどね。

 

正面から見ると、首の蛇腹部分が銀であることもよく分かる。

 

 

顔のアップ。

くそかっけえな。

純然たるドラゴン顔かと思いきや、どこかしら東洋の龍の意匠も感じます。

欲を言うと、もう少し口をがばっと開けるようにしてくれたら……。

 

右端の首の角が、一か所折れています。

これはエラーではなく、そういう仕様なんです。説明書に、「初めから折れてまっせ」と書いてありました。

 

 

翼に比して小さめの胴体は、ほとんど可動しません。

下手に可動をつけると、ヘタレによって自立に支障が出そうですもんね。なくて良かったかも。

脚の可動はゆるめですが、支えがあるのであんまり気にならない。しっかり足をS字に曲げて(=関節を際立たせて)、立たせることができます。

 

 

そして胴体よりも大きな翼。

造形重視で、まったく可動はしない。

筋をペンダブルにして、動くようにしそうなもんなのにね。まあ、こんだけ巨大だと、一個もので作ってしまった方が良いのかもしれない。

さすがにここまででかいと、重さも相当なものです。というか、このギドラアーツの重量の殆どが、この一対の巨翼ですね。

 

鱗や爪など、細かい造形。

特に鳥の足のような爪先が見事。カッコいいです。

 

 

尻尾は一応関節が入っていて動かせる。

ただ、僕のはあまり自由度がありません。

あと、正面のインパクトが凄すぎてあんまり目立たないんですよね。

 

 

 

可動は、もう首に表情をつけるくらいです。

下手にポーズを変えて転倒させて、とがった細い部分がパキッとか嫌なので。

 

翼を持ち上げ、空を仰ぐ。

 

喧嘩する左右と、なだめる中央。

映画でも、3つの首はそれぞれに個性がありそうな描かれ方をしていましたね。

平成『モスラ』のパンフレットに書いてありましたが、ギドラ系の怪獣は操演上の理由から、それぞれに相性が付けられるそうです。一応、ちゃんと個性があるものとして扱われているんですね。

 

 

 

レジェ版のゴジラを持ってないので、平成ゴジで代用してみた。

おおっ、こんな構図、VSシリーズのパンフレットで見たぞ。

 

ぎらつく金の中で、ゴジラの漆黒が映えます。お気に入りの一枚です。

 

廃墟の中にたたずむ、金色の邪神。

あまりにでかすぎるので、「破壊されたビル」シリーズはちょっと縮尺比が合わない感じがしますね。
 
とんでもないヤツがやってきました。

遊びにくさは「ゴジラ ウルティマ」以上。というか、ここまででかいともう遊ぶとかじゃありません(笑)

ただ、顔の向きの調整だけでもいろんな雰囲気を楽しむことができるし、何より、このサイズ・このクオリティのアクションフィギュアは、唯一無二。手痛い出費でしたが、けっこう満足度は高いです。

 

うねりを上げる三つ首の邪龍。

ビオゴジと絡ませるとぐんと見栄えするということが分かりました。この形で飾る方法を考えようかな。