ULTRA-ACT ウルトラマンメビウス | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

ウルトラシリーズ40周年記念作品にして、今年15周年を迎えるメビウス。
ACTでは初期と終期に2度、ACT化されあした。今回紹介するのは、初期版のメビウスです。

後世に多大なる影響を与えたウルトラマンのひとり。

ニュージェネでは当たり前になった、ウルトラマンの「客演」や、人気怪獣の再登場は、このメビウスで一気に定番化した。

 

前から見た図。

ACT初期なので、全体のプロポーションに後年のマッシブ感はあんまりありません。

かといって着ぐるみ感もあるわけではないので、いわゆる「アクションフィギュア」の規格ですね。

 

横から見た図。

全体的に、そこそこ硬いです。材質的にも可動部分も。

足の可動の固定感がすごいので、素立でも決まるまで苦労します。

こうしてみると、メビウスってけっこう独特なデザインですよね。

顔はどっちかってーとネクサスっぽいし、胸は意外と角ばってるし。

肩部分の銀も実はガワだったりと、いろいろと情報に富んだ姿です。

一方で赤と銀の2色という、非常にシンプルな組み合わせの上に金がアクセントとして入る。

この基本色が、やっぱカッコいいんですよねえ。

 

後ろはかなり複雑。背中部分の銀が、幾何学的でもあります。

 

顔のアップ。

瞼部分から耳の上までを繋ぐラインが独特。ネクサスと似たラインですね。

ウルトラマンの中では目が大きめでもある。やんちゃなルーキー感がします。

 

可動は初期ACTの規格。特に関節は硬く、可動範囲にも制限があります。

 

ただ、クセさえ飲み込んでしまえば、そこそこ遊べる。

腕を組むメビウス。右手にはメビウムブレスが輝いています。

 

これを使って――

メビウース!

いや、君もう変身してるからね?

 

構え。

ぐっと拳を引いてからの、

右ストレート!

腹部などの回転軸はけっこう範囲が狭い。

可動部が固い=保持力はけっこうあるので、一度これと決まったポーズができれば、安定感はありますね。

 

アッパー!

頑張れば爪先立ちもできる。体幹は足の角度次第で、ここはかなり気を使わないと、素立の状態でも気が付いたら寝ていることがあります。

内ではACTは棚に並べているのでね。メビウスが寝ると、ドミノ倒しにみんな寝て行って、何人かは落下--なんてことになるので、こいつの素立はとりわけ微調整を繰り返し、確実な安定を狙わないといけません。

 

膝立ちは結構やりやすい。

足の長さのバランスが意外と優秀で、前に出す方の足を持て余すことはありません。

 

腕や太ももが極端なマッシブじゃないのが、逆にメビウスらしいですね。劇中でも、まだ発展途上感というか、ちょっと垢抜けない感じがありました。それが、歴代のウルトラ兄弟と良い対比になっていたと思います。

 

身体を走る赤いラインが、ポージングによって印象を変えるのも素敵です。

どのラインも直角型で、ちょっと近未来っぽいんですよね。

どの角度が一番いいか、けっこう悩むウルトラマンです。
個人的には、横顔が好きですね。
けっして情報量の多い顔ではありませんが、トサカの側面からのびるラインが目の上まで来ていたり、口の下側がぐっと持ち上がっていたりと、いろいろと特徴的なところがあります。横顔だと、それがよくわかりますよ。
 
ああ、でも前を向いててもかっこいいなあ←どっちやねん
 
迫りくるメビウス。
リフレクト星人を倒したキック。
このあと、やばいくらいに回転します。
 
アーツ化にはまだ時間がかかるでしょうから、それまではこのACTがうちのメビウスフィギュア。
可動は硬いとはいえ、ある程度の水準をクリアしているので、これ単体での遊びごたえもけっこうあります。
当時は珍しかった、ルーキーウルトラマン。
仲間との絆が最強の力。
ウルトラ兄弟から託された希望。つながる光。
伝説の、その先へ――。