未来を繋ぐ、希望の光--
ウルトラマントリガー!!!
アーツから最新ウルトラマン、ウルトラマントリガーが登場。予約は7月くらいで、どこのサイトも速攻売り切れで、ウルトラアーツも転売屋の餌食になったかーーと、ネットでは怒りの声多発でした。Z関連の即完もあったしでね。僕は運よくあみあみで予約できてたのですが、実際の店舗販売では、BANDAIさんが販売数を増やしてくれたからか、意外と戦争にならなかったようですね。ヨドバシでも店によっては今日の夕方くらいまで置いてあったようだし、AMAZONやメルカリ等でも、在庫持て余し層が7月当初よりもぐんと値下げした状態(それでもまだ高いけど)で売ってますしね。これを機に、さっさと転売屋が消え失せてくれたら良いのだが。
いやな話はこれくらいにして、トリガー本体をじっくり、嘗め回すように見てみましょう。
じゃじゃん。
いやー、奇麗ですね!! 最近ウルトラシリーズに子供経由ではまり始めた嫁が、トリガーはとにかく色が美しいと絶賛しておりましたが、本当にそうですよね。
横から見た図。
「NEW GENERATION TIGA」というだけあって、やっぱりティガに準ずるデザインーーかと思いきやこうして見ると、意外とオリジナリティ強いことがわかる。すごく印象的なのが金色。そこに刻まれたモールドも、古代文明感を出していてカッコいいですね。
体色の赤・銀・紫はティガを踏襲したカラーリング。アーツは鮮やかな色彩かつ、詳細な色分けがなされていて、すごく映えますね。
素立でこんなにカッコいいんだもんなあ。
全体のフォルムも、理想的なスタイルながらがっしりしていて、特に下半身の逞しさが良いです。
後ろ。全方向から見ても隙がありません。
顔のアップ。
ニュージェネの中では、特に顔ちっちゃいんですよね。Zやジード、ロッソやブルに比べて。顔の造形そのものが平成三部作のウルトラマン同様に削減方向、かつ特別な装飾がないので、デザイン的にも造形的にも小さくまとめやすいのでしょう。
イケメンですなあ。少ない情報量にもかかわらず、ここまでカッコよくできるんだからすごい。
そして驚くべき全体のモールド。
金色部分がやばい。
胸のプロテクターの重なり合っているところまで、きちんと施されている。本当に細かい仕事だなあ。
可動ですが、ここ最近のアーツの規格同様に、よく動く上、保持力に優れてもいます。
足はここまで上がって、きちんと自立できる。
ティガといえば膝立ち。トリガーも膝立ちがバッチリ決まる。
膝小僧部分が赤なので、分割部分がそれほど目立たないのもいいですね。
胸部と腰部の回転は少し硬いですが、手足の可動はとても滑らかです。
ポーズをつけると、銀の陰影も浮き出てきて、すごく渋く見える。
この銀、良いですねえ! かなり照りのあるメタリックな銀。
これがあるから、すごくゴージャスに見える。
さて、トリガーといえばこれですね。
ぐっ。
しゅぴーん!
ごごごごごごごご
しゅばっ!
ゼペリオン光線!
ゼペリオン光線!!
腕の回転軸は、タイガからだったと思いますが、これがあるおかげでめちゃめちゃL字に組みやすい。
プロテクターは軟質素材です。真骨彫ティガのことがあったから軟質に抵抗感を示す人がいるみたいですが、このトリガーの軟質は、そんなに気にならないですよ。軟質がダメって言ったら、バルタン星人のスカートの後ろ部分だって軟質でしたからね。
腰を低くした構え。
足首の自由度が乏しいのはアルファエッジと同じ。なので著しくバランスが悪いポーズでの自立はさせにくいです。
爪先立ちとかも、エースやエックスの方がやりやすいかな。
お気に入りの一枚。
今回は時間の関係上で写真が少ないんです。
今後、いろんなポーズを試してみて、写真を増やしていくつもりです。
ポスターになったポーズで。
腕のところが金の手甲でおおわれているのも、トリガーのカッコいいデザインの一つですね。
造形100点満点、カラーリング100億点、可動大満足のトリガーですが、
不満がないわけじゃなく、やっぱりゼペリオン光線のエフェクトは欲しかったなあと。
もし値段の都合でつけられないのであれば、真骨彫ティガのエフェクトを、こっちに流用できるとかなら、もっとアガったのになと思います。真骨彫のエフェクトは、ティガの腕ごと交換するタイプのものなので、こっちにはつけられないんですよ。
まあ、たぶんスカイタイプ・パワータイプが出たときに、徐々につくんでしょうけどね。
交換手首は5タイプ。
指先や指の角度まで、細かい仕事です。
全体に宿る陰影で深みが出ますねえ。
大人気のZと。
テレビ展開的には、ここで並べるべきはZオリジナルなんでしょうけど、今年のウルトラマントリガーショーを何回も見に行った身としては、ここはアルファエッジを並べておきたいのです。
すごく満足度が高い。相変わらず、アーツはいい仕事してくれてます。
結果的にかなり皮肉な事態になっていますが、映像作品自体に傑作という評価が定着しており、とにかく人気という点ではウルトラシリーズでもトップであり、そのアーツ化を誰もが待ち望んでいたであろうティガが、軟質素材の件で一部の評価をすさまじく下げた一方で、映像作品としてはイマイチ盛り上がりに欠け、ファン層の厚さも、シリーズとしての完成度もティガには遠く及ばないであろうトリガーが、アーツの方は軟質素材を使いつつも、「完成度はウルトラアーツ史上最高」と高く評価されている。なまじっか、トリガーとティガが似ているだけに、これだったらティガも真骨彫じゃなくて、普通にアーツ化した方が良かったんじゃない? という声多数。僕も、このクオリティで出せるんなら、ティガも普通のアーツで良かったのではという意見はわかります。発売時期がそう変わらないってのもありますよね。ティガだって、じゅうぶんアーツでいけるよ!! と。
ただ、たしかに扱いには人一倍(フィギュア一倍?)気を使うティガですが、あの腹部の絶妙な角度で決まる気持ちよさは、他の何にも変え難い気がするので、真骨彫じゃなくて良かったと断言できるかどうかは、難しいところですねぇ。
新しい時代を進むウルトラマントリガー。ウルトラアーツも、さらなる高みに届きつつあるようです。
次のリリース予定はレオですね。レオはレオで楽しみですが、このトリガーを触ってみて実感したのは、銀の美しさ。とにかく銀の照りが素晴らしい。素晴らしい高級感です。各部の関節の保持力も可動範囲も申し分なく、時間をかけていろんなポーズを研究してみたくなる、ウルトラマントリガー。これ単体でも満足度高いですが、怪獣と絡めたときに、また違う真価を見せてくれそう! 1月のゴルザーーティガだけじゃなく、このトリガーともぜひとも絡めてみたい! この美しき銀色の巨人が、巨大怪獣と対峙したときにどんな深みを見せてくれるか、今からとっても楽しみです。