特撮リボルテック ギャオス(1995) | 怪獣玩具に魅せられて

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特撮リボルテックからもう一つ。この前に紹介した「ガメラ」とタイミングを合わせてリリースされた、『ガメラ 大怪獣空中決戦』版のギャオスです。
 
禍の影、満を持して登場。
彩色のせいかフォルムのせいか、影になってしまう部分が多いのですが――ガメラ以上に生々しい造形に脱帽です!!
 
前から見た図。
ほっそりした足で見事に自立。リボだからこその保持力が、ばっちり効いております。
 
横から見た図。
こうして見ると、前傾姿勢かつ指行性であることが分かります。が! 支えを必要としない驚きの体幹。
そう。このアクションフィギュア、体幹が凄いんだと思う。
 
ギャオスの特徴的な三角頭のせいで、顔の部分は殆ど影になってしまいますね。
 
 
背中。この歪な生物感が不気味。
脊椎が浮かび上がっているかのような背中のボコボコ、皮膜に走る筋。
贅肉など1mgもなさそうな生物兵器感が素晴らしい。
 
顔のアップ。
これでもまだ影に覆われています。
瞳の塗り分けまで、非常に丁寧な造りです。
 
爛れたような皮膚の質感もリアルに再現。
腿の部分を見ると分かるように、生物感優先なので左右非対称です。
なので左右対称の重心や足の角度で直立させることはできないようになっている。
 
ガメラ同様、若干の癖はあるものの動かしていてとても楽しい!
早速、ぐりぐり動かしてみよう。
咆哮するギャオス。
はい。カッコいい。
悪魔的でもあり、蝙蝠のようでもあり、猛禽のようでもあり、ドラゴンのようでもある。
この邪悪なカッコ良さは、他の怪獣には中々ない魅力ですね。
 
飛行ポーズ。
翼を広げ、大空を舞う。
 
翼を畳めば、もっとスピードアップ!!
 
 
地上の敵に飛び掛かるギャオス。
 
翼の角度によっても雰囲気がだいぶ変わりますね。
 
 
地に伏せて獲物を待ち伏せ。
 
身体のスイングには制限あり。表面のディテールが、けっこう干渉してきます。
 
お気に入りのポーズ。
ワイバーンみたいですね。
 
 
胴体にも2カ所ほど関節があるので、直立態勢にすることも可能。
これはこれで神々しいな。
 
 
限界まで前傾にすると、こんな感じ。
 
死の咆哮。
 
大空を舞う災禍の権化。
凄いです。このフィギュア。間違いなくギャオスのフィギュアの決定版。
monsterartsで、ギャオスのフォルムって再現できるだろうか。ある程度の負荷がかかっても保持できるクリック関節でないと、かなり難しい気がする。
 
付属品として、ミニサイズの飛行モデルも付属。
こういうおまけは嬉しいですね。
映画の裏側を覗いた気分にさせてくれる。
 
鏃上の頭部。
昭和版のもっさりした(それはそれで愛嬌があって好ましい)ギャオスから、ここまで恐ろしく不気味な怪物をデザインするとは……。
 
 
降り立つ禍。
 
平成三部作を通じて恐るべき天敵であったギャオス。
リボの世界でも、その恐ろしさと背中合わせのカッコ良さは、微塵も色あせない!