再生怪獣 サラマンドラ | 怪獣玩具に魅せられて

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昭和ウルトラマンのテレビ登場怪獣としては、これが最後になるのかな? 『ウルトラマン80』に登場した、再生怪獣サラマンドラです。

初登場が80ってだけで、ソフビ自体は2006年のもの。『ウルトラマンメビウス』にて久しぶりに登場し、『大怪獣バトル』でも活躍した個体をソフビ化。なので、ディテールと彩色が80版から結構異なってます。

 

前から見た図。

アステカとかインカみたいな名前が付く文明の怪獣っぽいですよね。特に頭の後ろの8本の角? とかね。

80はギマイラを筆頭に、正統派怪獣でカッコいいのが多い。このサラマンドラも正統派怪獣でありつつ、古代文明的意匠を取り入れており、非常に印象深い怪獣です。洗練されたデザインが、素直にカッコいい。

 

このソフビも、サラマンドラの魅力を十二分に伝えてくれます。歴代ソフビの中で、彩色的には一番独特かつ拘ってるんじゃないかな。

 
横から見た図。

尻尾が長いので、中々一枚の中に入らない。

ボリュームと満足度は、ウルトラ怪獣シリーズの中でも高い方。さすがEXで発売されただけのことはある。

 

 

背面。表皮のシンボリックなディテールに目が回りそう。

色がシンプルな分、作り込みで勝負! って感じですね。

事実、非常に民族文化的な意匠が施されているので、この重々しい色にこの独特過ぎるディテールがヤバいです(意味不明)。

 

 

尻尾の先端はこんな感じ。

5つに先割れしております。

 

身体を埋め尽くす五角形の模様はこの通り。

分割線で割れることがないよう、考えられた配置ですね。

 

 

顔のアップ。この顔が素敵すぎる。

ちょっとメカニカルなんですよね。それでいて木彫り感、遺跡感のある造形です。

個人的なポイントは、耳元? から垂れ下がるように生えている角のようなもの。これがどこぞの文明の耳飾り的な物に見える。

 

怪獣と文明のデザイン的な融合と言うと、超古代怪獣ゴルザを先取りした怪獣のようにも思えてきます。

 

 

可動は、ソフビの定番と言った感じ。

足も動きますが、それほど表情のあるポージングにはならないかな。

 

 

サラマンドラは体高に恵まれているので、ジオラマの中に置いても映えますね。

 

 

アクション特化の怪獣でもあるので、ウルトラマンとも絡ませたいところ。

しかし、アーツで80は出ていないし、ACTの80はプレミア化しておりますので、

2006年版と言うことで、メビウスと絡ませてみた。

 

 

急所を突け!

 

頭部に一撃!

がっしりしているので、パンチやキックを受け止める構図が映える映える。

重量級怪獣との戦いの魅力は、この難攻不落性にあると見た。

 

同じく重量級正統派怪獣のゴモラと比較。

全体的なプロポーションも、若干異なっています。ゴモラにはある「着ぐるみ」を意識させる弛みが、サラマンドラにはないですね。

怪獣の設定としてイメージしている素材の違いなんでしょうか。

 

かなり細かい所まで拘って作られているサラマンドラ。

分かり易すぎる弱点も、ばっちり見えております。

 

 

80の怪獣って、実はあんまりソフビ化されなかったんですよね。

だからこそ貴重なサラマンドラ。80怪獣デザインの中でも際立った個性を持つ怪獣で、とても大好きです。