今回は、怪獣玩具とはちょっと違ったモデルの紹介です。
ゴジラやウルトラマンなど巨大怪獣や巨大ヒーローを撮る時、ちょっと画面に華が欲しいなあと思って色々探してたんですが、JOSHINのプラモデルコーナーにて、こんなのを発見。衝動的に買ってしまいました。
TOMYTECのジオ・コレ コンバット。破壊されたビルA~C。
最近は、こんな便利なものがあるのね。
元々はミリタリープラモのジオラマ用のモデルだと思います。戦場のジオラマを作る際に使うんでしょう。同じ破壊なら、巨大怪獣に使えないはずがないということで今回はこれを作ってみました。
JHOSINで2000円台。Amazonで買うよりは安いです。
モデルは塗装済み、接着剤必須。部品のハマり具合は、TAMIYAなどに比べるとちょっと隙間が多い印象。素組をした後で、パテかなんぞで埋める作業が必要そうですが、面倒くさいし資材にも乏しいので、接着のみとしました。砂利も付いてきましたが、まだ使っていません。
まずは、「破壊されたビルA」。
ごっそり崩れ落ちた、6階建てのビル。
A~Cのうちで一番高い建物です。一般的に想像するビルの形かな。
たくさん並べて、高層ビル街を作ってみたい。
ごっそりやられていますね。
瓦礫は接着してあるわけではなく、好きな場所に積み上げることができる。
小さくて失くしやすいので、砂利を付けた上に接着してしまおうかな。
裏側? はこんな感じ。
破壊された建物にしては、けっこう綺麗な表面。
一応、汚しが入っているそうですがこっちは綺麗で少し不満。
撮るときはあんまり、こっち向けじゃない方が良いかもね。
ちょっとアオリで。
各階の床は入れ替えが可能です。
怪獣の爪に合わせてダメージを想像して選びましょう(違)
窓ガラスの銀の枠が残っているなど、細かい造形が光る。
欲を言うと、1,2枚でいいから透明部品でガラスを張っておいてほしかったですね。
大きさ比べ。
モンアツの初代ゴジラと。
まあ、ちょうど良い大きさじゃないでしょうか。
進撃する巨神。
ゴジラの破壊を寄りで撮るも良し。
ガラス越しに目が合う恐怖を再現するもよし。
背が高いので、直立姿勢の初代ゴジラとは相性が良いですね。
思いっきり顔を突っ込むゴジラ。
続いて、ムビモンとの比較。
ムビモンの中でも特にボリュームのある、ゴジラウルティマ君に登場してもらった。
モンアツと同じくらいですかね。
この規格でちょうどと言うことは、今現在発売中のウルトラシリーズでは少し小さいかも知れない。このブログで紹介している、一昔前のソフビなら今のムビモンと同じくらいなので、ちょうど合います。
崩れ落ちたビルの裏から、恐怖の権化が登場。
やっぱりポーズが点けられるモンアツの方が、撮っていて楽しいってのはあります。
続いて、破壊されたビルB
マンション的な感じでしょうか。
一階とそれ以上の階で色の塗り分けがされています。
こちらも、爪で抉ったように傷ましく崩落していますね。
3階の壁の剥がれ具合など、より細かいデザインが魅力。
こちらも裏側? はけっこう綺麗。もう少し、煤けた汚れが欲しいですね。
正面から見るとダメージがデカいように見えますが、実は一番原型を保っているのがこのB。少なくとも2面は無事です。
なので、避難するならこのBがお勧めですよ。
モンアツのゴジラと比べるとこんな感じ。
ぬっと出てくる感が演出できます。
奥の壁には一応、階段があるなど芸が細かい。
建物の背は低いので、アオリがよく決まりますね。
俯瞰。ちょうどゴジラが手をかけられるくらいの高さ。
助けを求めて屋上に出てきたらゴジラと対面しちゃった視点なんかも、面白いですね。
他の怪獣で比べてみましょう。
ムビモンのアンギラス(ゴジラSP版)と。
アンギラスのように体高が低い怪獣だと……
こんな感じで窓越しの様子を撮ることができる。
「何か越しの画」って、怪獣映画ではよく使われますけど、優れた手法だと思います。
フィックスで撮っている画ももちろん好きですが、こういう臨場感あふれるショットで、ぐっと引き込まれますよね。
そして最後に、破壊されたビルC。
こちらは、ショッピングモール的な建物で、規模は随一です。
ただし、壊れ具合も度を越していて、もう殆ど原型をとどめていない。
悲惨ですねえ。ミリタリープラモだと、大爆発か何かの跡という感じでしょうか。
あるいは辛うじて残った壁を背に、兵隊が潜むのかも知れません。
この建物の壁は、良い感じに汚れています。
ここまで壊れちゃうと、残った壁も綺麗なままではいられませんね。
残っている看板が哀愁を漂わせています……
ベースが広いですね。
柱に電灯がついていたり、警報装置があったりと細かなこだわりも見逃せません。
さらにはエレベーターも。
これは怪獣との組み合わせ甲斐があるってもの。
まずはムビモンから行きましょう。
うん! これは良く合う!
壁が下半身を隠してくれるので、素立のムビモンでも印象が変わります。
角度を変えると、ぬっと入ってくるような感じも出せる。
そしてもちろん、モンアツのゴジラ。
薄い壁一枚隔てて、ゴジラと睨み合い。
これはかなり怖い。
壁の穴からそっと覗き込むゴジラ。
モンアツのゴジラは前傾姿勢に優れているので、高さを合わせやすいです。
ちょっと狭いけど、こうやって中に収めることも一応できます。
まあ……だから何だって話ですね。
これがウルトラマンなら、けっこう違和感なく収まるかもしれない。
これらA~Cを並べると、怪獣被害に遭った街の一区画が完成します。
じゃじゃん。
おお、一気にそれっぽくなった。
建物の中にいて、そこから眺める視点。
ゴジラの侵入。
やっぱり初代ゴジラの眼が良い仕事します。しっかりと、逃げ惑う人間の方を向いている。狙っている。
ウルティマだとこんな感じ。
俯瞰でも一枚。
あるいはアンギラスのように体高の低い怪獣は、
ビルの合間に割っていれることも可能です。
組み合わせ次第でいろんな怪獣を入れて撮ることができるのは楽しいですね。
お好みに応じて貼りましょう。
以上、怪獣玩具の雰囲気を出すために今回買ったものの紹介でした。
組んだだけでほとんど手を加えていないので、ちょっとこれからいじっていこうと思います。
このシリーズで、破壊された工場とかもありました。たぶん、そのうち買っているでしょうね(笑)
あと、このセットを組むために別机を一つ調達しないといけないかもしれない。特撮デスクみたいな感じで。
モデル自体の造りは簡単ながら、ユニークな発想と確かな実用性のあるシリーズだと思うので、いろんな怪獣と組み合わせて遊んでみたいです。
いや~、怪獣って、本当にいいもんですね。