地底怪獣 グドン | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

帰ってきたウルトラマンから、もう一体。この前のアーストロンの回で、新マンの怪獣は一体のみと言っていましたが、思いっきり忘れておりました。第5話「二大怪獣東京を襲撃」、第6話「決戦! 怪獣対マット」より、地底怪獣グドンのソフビを紹介します。

新マンの怪獣の中では知られている方。

古代怪獣ツインテールと一緒に登場し、新マンを苦しめました。デザインは、池谷仙克氏。セブンの中盤で降板した成田亨氏に代わって、様々な怪獣をデザインした。池谷氏自身このグドンが、自分がデザインした怪獣の中で一番気に入っているそうです。

 

横から観た一枚。

刺々しい全身。鞭のように長い両腕。俯き加減の首、昆虫を思わせる独特の甲殻でありながら、サイのような体表。

改めて見ると、すごく斬新な怪獣だな。

 

 

前から一枚。

頭部にある一対の巨大な角も、どちらかと言うと虫のようですね。地底怪獣というコンセプト中で、色んな動物の意匠を取り入れながら、一つの怪獣にまとめげている。傑作のデザインだと思います。

登場話も凄く面白いんですよね。ツインテールとグドンを通して、怪獣界における食物連鎖が浮き彫りになって。ただ、本編では始め、ツインテールと共闘する形で、ウルトラマンと戦ったんですよね。途中で仲間割れして、ツインテールを噛み殺しちゃったんだけど。

 

後姿。

不揃いに並んだ棘がサボテンのようで不気味。特に上部の、一つだけ大きく突き出た一本が良いですね。

ソフビなのでそこまで尖っているわけではありません。目を突かないようにだけ注意すれば、安心して遊べますよ。

 

最大の特徴である鞭状の両腕。

硬質の触角のような鞭。これが凶暴。
ただ、どうやって地面に潜るのだろう……。

 

肩部分で可動するので、

振り上げることもできる。けっこうな迫力です。

 

 

そして個人的に注目したいのが、顔。

怖い・・・・・

まじでヤバそうな目をしています。

鼻先のちょろっとした角とか、あまり前にせり出していない口吻とか、何となく人っぽい顔をしているんですよね。人ってか、鬼かな。

何よりヤバいのは目ですね。この胡乱な目つき。ラリってるとしか思えない

 

正面から見ると、うつむき加減になって目が見えない。

覗き込んだ先に見える狂気……。

 

僕の中で、グドンは不良学生なイメージがあります。このヤバすぎる目つきに加えて、

首筋に注目。この複雑に重なった甲殻が、学ランの詰襟のように見えるからなんです。

あと、うつむき加減だと目の周りに影ができるのも人相――じゃなくて、怪獣相の悪さに拍車をかける。

 

表面のディテールと彩色は、ウルトラ怪獣シリーズの中でも完成度が高い。

この肌色に煤けた黒が入ることで、陰影が際立つ。

ぼてっとした部分が着ぐるみ感を出している点も注目ですね。

 

 

鞭はくるくる回せる。

 

グドン、今日の飲み会いけるー?

むっりー!

 

先端がとがっているので、意外にも器用かも知れませんね。

こんな感じで、リモコンも押せるかも知れません。

 

彩色とディテールは、ウルトラ怪獣シリーズの中でもトップクラス。

ヤバいデザインも忠実に再現されていて、とても気に入っているソフビです。

じゃあ、存在忘れんなよ

アオリ視点で撮って、陰影を際立たせてみた。
本編でも夕日残光を浴びて毒々しくも美しく輝いておりました。印象的な場面でしたね。