S.H.モンスターアーツ ゴジラ2002 | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

2002年『ゴジラ X メカゴジラ』、2003年『ゴジラ ・モスラ・メカゴジラ 東京SOS』で共通して登場したゴジラを、モンスターアーツが立体化。酒井ゆうじ氏が監修しているだけあって、いわゆる「機龍ゴジ」「釈ゴジ」の決定版となっております。

 このディテールの細かさ、鋭さよ。素立ちからして、既にヤバいニオイがぷんぷんしている。



横から一枚。

 全体のシルエットはミレゴジに近い。けど、大幅なアレンジもけっこうあります。背鰭の色は紫からモノクロ戻り、顔はかなり小さめになった。姿勢も、ミレゴジほどの前傾姿勢ではなくなりました。



正面から。

 ミレゴジの特徴の一つが、この左右に広い首筋。このゴジラ2002は首筋に可動範囲を広く持たせることにより、いろんな方向に向けることができるようになっている。


背中。背鰭はかなり鋭角です。

 生えている向きも、今までになく左右に張っている。



姿勢ですが、下半身と尻尾ががっしりしているので、角度には自由度があります。

 重心を下目に取った前傾姿勢も可能なら、


いわゆる、「ゴジラスタイル」もお手のもの。

 直立にしてみると、モスゴジに近い印象も受けます。目元ですかね、ポイントは。




可動はそこそこ優秀です。

 初期のモゲゴジよりは可動範囲が広い。もちろん、ウルトラアーツに比べれば制限は多いですが。


 特に優秀なのは後脚。素立ちでもどっしりした構えを取らせることができて、

 


よいしよ

 ここまで広がる。


2001のGNKゴジのような、股割りが特徴的だったゴジラのようなポージングも可能。

 


尻尾の保持力は初ゴジと良い勝負かな。

 細いながら、体をしっかり支えることができます。




表面のディテールは、ミレゴジよりもかなりトゲトゲしています。特に首回りはとっても刺々しい。

 ポーズをつけて遊んでいると、指の表面がぼこぼこになります。



顔。この小ささで、なんちゅうクオリティか。

 眼光鋭くてカッコいい。一方劇中では、咆哮と共に目をひん剥くシーンもあって、すごく表情豊かになっていました。ミレゴジ由来の顔から、また違った印象を感じ取れるデザインとなっています。



いや、本当にかっこいいな。

顔付きは恐竜然としておりますが、目や棘の並び、頬の膨らみなど、虎をイメージするようなニュアンスも含まれているところがミソ。様々な生物を想起させつつ、しかしどの生物とも異なる姿というところに、怪獣の超越性を感じます。



口は開閉可能。この辺はデフォルトでしょう。
 口の中もばっちり塗り分け。初代ゴジラの以上に小さな頭部で、これは凄い。

paypayフリマで未使用品を10500円→20%オフクーポンで8400円で買った。定価が9000円台だったので、まぁ許容範囲かなと。いざ実物に触れてみると、値段相応かなぁと思います。非常に丁寧な作り。


初代ゴジラと並べてみた。
 雰囲気違いますね。
膨らみやずんぐり感も含めて絶妙なバランスの初代ゴジラに対して、ゴジラ 2002は間違いなく細マッチョ。ボリュームよりもエッジで勝負するタイプです。


アオリ視点で一枚。
劇中そのままなデザインとディテールが嬉しい。
可動もそこそこ優秀なので、色んなポーズが付けられるのも良いところ。自分だけのお気に入りの一枚を探して、あらこれいじるのが楽しいアクションフィギュアです。