ビックカメラで売ってたのを、楽天のポイントを使って6540円台で買えた。定価が8200円くらいなので、まあまあ安いかな。
本当は、同じ楽天のネットショップで駿河屋から買おうとしてたんですが、店側の都合でキャンセルされて悲しんでいたんです。ただ後日、ビックカメラから割引価格で出たので、捨てる神あれば拾う神ありだなと。今となっては駿河屋が在庫切れになっていて良かったなと。
箱の裏。
酒井ゆうじ氏が手掛けている。安心安定のクオリティ。
早速開封。ブリスターのままではべたつきがひどくなると聞いてから、積極的に開封していこうと思っています。
じゃじゃん。
これは――凄いね。この前紹介したモゲゴジから、格段に進化している。
横から見た図。
非常に安定感のあるスタイル。上半身、下半身のバランスが絶妙ですね。
前から見た一枚。
可動関節は結構豊富なんですが、上手い具合にディテールの中に入れ込んでいるので、あんまり分割線が目立たない。
前から見ると、口の中から覗く一対の牙がよく分かります。
凄く良い。このフィギュア。1954年版のゴジラの決定版と言って良いでしょう。
良いなと思ったのは、瞳です。
これが怖いんですよね。下向きで、人間を見下ろしている目。
この目と視線が交差する瞬間の恐怖。1954年版ゴジラは、怪獣に見られている恐怖感の演出が巧みな作品でもありました。
口はけっこう開きます。開くとまた違った印象の顔。
1954年版ゴジラの着ぐるみは、当時の表現技術の限界に挑戦したものではありましたが、それでも雑な部分はある(1955年版はもっと雑になりましたが)。このフィギュアは1954年版のゴジラの雑味を、ディテールに組み入れることで、ゴジラの粗暴さに昇華させた素晴らしいデザインとなっております。手に取った感じが、前に紹介したモゲゴジとは全然違って、すごく刺々しく、荒々しい。この感触がたまりません。
どの角度から見ても絵になります。
ティラノサウルス等とは違って、ゴジラの顔は基本、身体に対して小さ目なんですよね。その小さな顔で、非常にきめ細かな造形が為されています。
背びれ。こうしてみると、枝分かれした部分はけっこう鋭い。
尻尾。部分部分に関節が仕込まれていて、しかも丈夫なので、この尻尾で態勢を保持することが可能です。
つまり尻尾でしっかり身体を支えることにより、
ミレゴジのような前傾姿勢も簡単にできる。
映画に忠実なだけでなく、映画では成し得なかったことまで表現できる。これがアクションフィギュアの楽しい所。
酒井さんさすが。モンスターアーツえらい。
1954年ゴジラの前傾姿勢なんて、滅多に見られるもんじゃない。
どの角度になっても、目線がしっかり下を向く。これが怖くて良い。
あるいは動きのあるポージングにすることもできる。
後脚がけっこうなところまで股割りしてくれるんです。なので大地を踏みしめ、そこからバネのように飛び掛かるようなポージングもできる。
前脚(腕?)は小さいために可動も限定されますが、それでもソフビとかよりは自在に動く。
腕の向きや角度を変えるだけで、印象が変わりますよね。
首部分だけで4つくらいの層に分かれていることで、隙間なく首の角度を変えることができる。
非常に丁寧な造りです。そして、かなり上まで向けることができる。