フイギュアーツの前身、ウルトラマンの超クオリティ・アクションフィギュアとして登場した、ULTRA-ACTシリーズ。今回は最初期に発売されて人気を博した、古代怪獣ゴモラを紹介。
メルカリで入手。発売当初に買ったのも含めて2個体目。used飯ということもあって、付け替え尻尾や超振動波の角パーツなどは付属していません。前から持ってたやつの付け替えパーツも、引越しのドタバタの中でどこに行ったのやら……
ゴモラは超人気怪獣。55年間に渡って色んなところで登場しており、しかもそのデザインは最初期からほとんど変わっていない。着ぐるみがよりリアルになったり、亜流的な怪獣は何体か登場しましたけどね。初めから完成されたデザインとして、55年も愛されるなんて、本当に凄いと思う。初登場作品「怪獣殿下」は、ウルトラマン初の上下構成エピソード。大阪が舞台なこともあって、僕もとても好きな回です。
造形に関してはさすがの一言。とにかくゴモラです。前述の通り、ゴモラには際立ったデザイン変更がない。ただ、目つきが若干凛々しいのと、超振動波付きの角がオプションパーツで付いてきたので、初代ゴモラと大怪獣バトルは意識していると見て良い。
額部分の彫りが深いなど、けっこう特徴的な顔ですね。茶色でもあるからか、木彫りのような印象を与えます。
動きがつくのは前脚(腕)かな。
後脚は回転式の可動になっている。膝小僧のところで、曲がるようにもなっています。
一応可動しますが、そんなに自由度はありません。
ゴモラは大きな怪獣のイメージがあったんですが、ウルトラマンと同じ40mなんですね。組み合わせとしては、重量感あるゴモラに対して、痩マッシブなフイギュアーツの方が、メリハリがあっていいかもしれない。
パワーで推してくるゴモラに、防戦一方のウルトラマン。ここらで巻き返しなるか!?
そういえば今年の1月にひらパーでやっていた「特撮のDNA展」で、ゴモラを見ました。
表面のディテールも抜かりなしといった感じです。特に腹部の小さな突起の再現がすごい。
薄らついた黒い斑点にも注目。
口の開閉はスムーズ。ちゃんと噛み合う。
舌や不揃いな牙など、作り込みも再現度もレベル高い。
角度によって表情や印象が変わるのがアクションフィギュアの魅力。このゴモラも色んな顔を見せてくれるので、眺めているのがとても楽しいです。