ムービーモンスターシリーズ アンギラス(2005年映画公開時版) | 怪獣玩具に魅せられて

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平成から脈々と続いてきた『ゴジラ』映画の最終章、『ゴジラ ファイナルウォーズ』。この作品を以て、長きに渡った歴史に一端の幕を下ろしたゴジラ。その最終章は、歴代怪獣総出演の豪華なお祭り映画となっていた。
 
そんな中で、昭和の人気怪獣アンギラスも再登場。『逆襲』⇒『総進撃』⇒『ファイナルウォーズ』と一新されてきたデザインで、現行これが最後の登場スタイル。時代に合わせて、非常にカッコよくアレンジされている。

『ファイナルウォーズ』の中でも、特にデザインが大幅に変わった怪獣の一体でしょうね。アンギラスには、そういう宿命でもあるのだろうか。

 

横から見た所。尻尾が非常に長い。基本の要素はしっかり踏襲していますね。

 

これまでよりも横に広い印象のアンギラス。近い所で言えば、平成ゴジラとミレゴジの関係みたいなね。

顔も精悍になりました。

こいつが上海の待ちを蹂躙しているところは、本作の見所の1つだと思う。『逆襲』での大阪城破壊以降、こと街破壊シーンに恵まれなかったアンギラス。その恨みを晴らすかの如く、大暴れしてくれます。

 

さて、このソフビですが、非常に出来が良い。ムビモンでは近頃また再版されましたが、人気が集まるのも納得です。

 

特筆すべきは顔。人形は顔が命。

眼の後ろや口の後ろなど、細かい造形が光る。非常に彫りが深いですね。

赤い瞳も丁寧に塗り分けられてます。

 

口の中はさすがに肉抜きはされていない。まあ、仕方はないかな。

 

背中の棘は金色から肌色へ。生物的なリアリティを追求したんでしょうか。あるいは、金色はギドラの専売特許としたのか。

 

身体以上に長い尻尾。装甲に覆われているように見えるのは、元のアンキロサウルスの意匠の継承かな。

 

四肢は、相変わらずの膝付きスタイル。ただ、足の甲の角度を工夫したりして、何とか生物的なデザインになるようにしている。

上海の1シーンと、富士裾野でのバトルで2足立になっているシーンがありましたね。

肩に当たる部分や股に当たる部分にも装甲と棘が生えている。

かなり堅そうです。富士裾野では、ラドン・キングシーサーと共に3体で勝負を挑んでいましたね。

結果は完敗だったんですが、この3体は昭和の時代にゴジラと協力関係を結んでいた(ラドンは平成でも)怪獣なので、明確な死の描写はなかった。

 

裏側。腹部にも鱗状の装甲がびっしり。

 

一昔前までのソフビの刻印。これが味わい深くて良き。

 

ムビモン再版verはまだ持っていませんが、同じ規格なんでしょうかね。

現行ムビモンの例に漏れず、小さくなっている可能性はあります。

 

アオリ視点。アンギラスはどうしても4足歩行なので、しっかり角度を取らないと巨大感が出ません。

 

 

ゴジラ怪獣の中ではソフビ化に恵まれてる方だと思います。

クオリティに関しては文句なし。カッコいいですよ!!