大魔神 | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

大映の特撮時代劇『大魔神』。大魔神って、怪獣か?? とか思わないで。

僕が小学生の頃は、どんな怪獣よりもこの大魔神が怖かったのです。

 

初めて大魔神の映画を観たのは、小学3年生の頃。『大魔神怒る』を友だちの家で観て、究極のトラウマになりました。

今では大好きな作品だけど、高校上がるまで怖くて観る気になれなかったですよ。

 

そんな大魔神を、海洋堂がフィギュア化。

小物とかいくつかあったように思えますが、全部なくなりました。

十字架にかけられた女の人とか、あった気がするなあ。

 

海洋堂が手掛けているだけあって、全方向死角なし。背中部分も細かく作り込まれています。

 

恐ろしい顔。うつむき加減なので、写真ではあまり見えませんね。

ということで、フラッシュをたいてみた。

こわっ!! 夢に出て来そうな顔。

 

大魔神の造形は、有名な埴輪(東京国立博物館にある、「埴輪 挂甲武人」)です。小札甲のディテールとか、1つ1つが細かい。

 

 

帯びている太刀(いや、ドス)は、抜くことが可能。

 

剣を持たせると、もう完全に危ないヤツ。

 

仰望視点。

大魔神は、大映が培った時代劇のノウハウと、特撮技術とが素晴らしい化学反応を起こした傑作。

摩天楼で大暴れする巨大怪獣とは異なるリアリズム第一の伸長設定と縮尺により、大魔神の実在感が際立つようになっている。

 

衝角付冑が鬼の角のようにも見えるところがミソ。

その姿、まさに「怒れる魔人」。

この写真を、スチール風に撮ってみた。

 

影に埋もれた冑の下から、僅かに煌く一対の瞳が素敵です。