宇宙怪獣ベムラー | 怪獣玩具に魅せられて

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ゴジラ・ガメラ・ウルトラマン、その他たくさんの特撮怪獣玩具を紹介します。

1966年『ウルトラマン』の第1話「ウルトラ作戦第一号」に登場した、宇宙怪獣ベムラー。
バルタン星人やゴモラ、ゼットンの陰に隠れがちな彼のソフビを、紹介したいと思います。
 
これ、だいぶ古いです。買ったのは小学生の頃で、それから20年くらいは経ってるんじゃないかな。
僕が持っているソフビの中では、けっこうな古株だと思いますね。

 

確か、当時はベムラーのソフビがラインナップに入ってなかったんですよ。で、ある時におもちゃさんにいったら、こいつが新しく出ていて。

かなり出来が良かったので、即購入したのを覚えています。

 

買ったのは小学生の時ですから当然、遊び倒しているはず。にも拘わらず、こうして綺麗なままでいる。

元が良かったんでしょうね。平気で、お風呂に入れて遊んだりとかしてましたからね。

 

造形的に完成度は高いです。『ウルトラマン』の怪獣のソフビの中では、比較的新しい方だったのかな。

背中の不揃いな棘とか、腹部から脚部にかけての鱗の再現とか、とてもリアル。

 

 

 

そして何より頭部。

前から見ると、地味に左右非対称なんですよね。

これは当時のソフビでは珍しかったかもしれない。

個人的にベムラーのソフビでグッとくるのは、首筋の広がり。幅の広い蛇腹状。ここがあるかないかが、大きなポイントです。

 

 

さすがに、ちょっとハゲはあるかな? でもこれが20年も前のソフビとは思えないほど、色は綺麗でしょう。

 

 

前面にうっすらと吹きかけてある金色も、良いアクセント。

全体的なバランスが絶妙ですよね。首が長い関係で、けっこう背高のっぽな感じのベムラーのシルエットが、よく再現できていると思います。

 

お気に入りの角度。このソフビハ、表面から見るのが良い。

「宇宙の平和を乱す、悪魔のような怪獣です」とハヤタ=ウルトラマンに紹介されていたベムラー。

確かに、左右に分かれて伸び並ぶ角と言い、悪辣そうな顔と言い、どこか悪魔チックな顔ではあるよね。

顔は獅子をイメージているらしい。デザインはもちろん、成田さんです。

 

仰観ショット。シルエットが縦長の長方形なので、巨大感が凄い。幽霊のように枝垂れた前脚も良い味を出しています。

 

下腹部のたるみ具合など、着ぐるみであることを感じさせるディテールも入れ込まれている。喉元には覗き穴か空気穴のような点々も。こういうところに好感を持てます。

長い付き合いのソフビです。これからもよろしく。