復興間もない渋谷を蹂躙するゴジラ。
ゴジラの背鰭が、実際の先から次第に青く発光し、ビキビギと突き出始める。
やがて発光と突出が背中にまで達して……
背鰭が押し込まれるように元の位置に戻ると同時に、ゴジラは大きく口を開いた。
破 滅 の 咆 哮
7月に発売れた、ゴジラストア限定のムービーモンスターシリーズ、ゴジラ2023 熱線放射ver。なかなかゴジラストアに行く機会がなく、発売から少々経ちましたが、ようやっと紹介できます。
上半身をぐっと前にかしいで、大きく口を開けている。通常盤とはまた違った勢いがカッコいい。
正面から。
放射熱線版と銘打たれていますが、渋谷に現れた時の咆哮ポーズにも似ていますね。
横から。
煌々と青く輝く背鰭を背負う姿勢。
遠目から見ても、背中から尻尾を走る青の美しさが映えます。
体制的にはミレゴジに近いですが、より鼻先を前にぐっ! と突き出しているイメージです。
体の色は基本版と同じ。
肌理細かい体表を彩るグレーと背中の眩い青。
色の対比が素晴らしい。
後ろから。
尻尾は通常盤と同じ造形??
このポーズだと、踏ん張るためにまっすぐ伸ばしているようでもあります。
背中。
光を当てずとも奥の方が発光している感が最高。
じわじわと漏れ出す放射能。背鰭の先の方と塗り分けをすることで、体内からエネルギーが登ってくる感じがすごくよく出ています。
そこからの、顔。
大きく開いた口元に収斂していくような体表ディテールも凄い。きめ細かさという点では、ムビモンのゴジラ随一かも知れません。
口の中は、熱線と同じ青に塗られていて、これがまた非常に鮮やか。
口腔の造形は、シンゴジラの熱線版や、モンアツのシンギュラゴジラの開口頭部に近いものを感じます。
可動は四肢のみ。
まぁこのデザインだとあまり動かし過ぎるとバランスが崩れかねないから、妥当な判断でしょうか。
体勢を低く持つと、一気に躍動感が出ます。
腕の振り上げも、首がぐぐっと前に倒れていることで、すごく良く見える。直立姿勢のソフビでは得られない見目良さですね。
角度を変えると、空に向かって咆哮しているようにも。
ゴジラの目線の先に、濛々たるキノコ雲があると思ってください。あのシーンは背鰭の発光終わってましたけど。
ゴジラの熱線放射シーンは本当に怖かったです。久しぶりに、劇場で震えました。
前傾にして角度を変えると、
ティラノサウルスのような尻尾持ち上げスタイルで歩行しているように見える。このスタイルのゴジラ、結構カッコいいかも。
なんじゃいワレェぇぇ!
近くを通りがかった暴竜に喧嘩を売るゴジラ。
惜しむらくはモンアツとかとは違い、光線エフェクトがないことですね。
そこで、
HIYA-TOYの熱線を流用。
そんなに違和感なくハマるのが凄い。
ジオラマの中に入れてみる。
通常盤よりも進撃度マシマシで、映えますね!!
ややアオリ気味にすると口腔の輝きが際立つ。
ビルを破壊するゴジラ。
劇中では摩天楼なんかもちろんありませんでした。ゴジラによって壊されたのは日劇、朝日新聞本社ビル、マツダビルなどでしたね。
通常盤との比較。
口をガバァッと開ける勢いを重視したためか、通常盤より頭部はやや大きめ。より熊のような肉食哺乳類然として見える。
意外や意外、この人にも結構近い。
通常版では全然似てるとは思いませんでしだか、青が入ることによって一気に近くなりますね。教えてあげたい。あなたたち、放射能漏れていますよと。
マイナスワンゴジラのムビモンは、通常盤と、この熱線放射版の2体で決め! かな。
ムビモンがたまに熱線放射版と銘打って出してくるアイテムって、彩色だけ変えたものと、シンゴジラやこれみたいにちゃんと新規造形部分があるものと2タイプがある。マイナスワンゴジラで、この新規造形タイプの放射熱線版が出てくれたのは、本当に嬉しいですね。しかもシンゴジラ以上に通常版との違いがあって、しかもそれが劇中での印象深い一幕を再現していて凄く良い。予約段階から、絶対にこれは買わねばと思っていましたが、実物を手にして、やっぱり買ってよかったと思いました。ゴジラストアではまだまだ数ありますので、ぜひチェックしてみてください。
https://godzilla.store/shop/g/gGSG0550066/