塗るトラ怪獣とかやっていたために、開封が大幅に遅れてしまったウルトラアーツの新作。
現在、絶賛放送中のウルトラマンオメガの紹介です。
amazonで予約。
一昔前の即完売状況に比べると、非常に買いやすくなりました。
それだけに、モンアツのゴジラ1995と、プレバン限定のデストロイアの即完状況にはぶったまげました。未だなお、不動の人気を誇るって証拠ですね。
オメガの方は、安定した供給。
現在進行形で展開しているウルトラマンのアーツが、普通に買える状況なのは、とても良いことだと思います。
裏面。
もう少し見本ポーズ増やしてほしいんですけど……。
前はもう少し、小窓とかで出してくれてなかったかな。
ようやっと開封。
うん! カッコいい!!
目とカラータイマーの輝きがとっても美しいです。
オメガは、これまでのウルトラマンのデザインの中では奇抜ではあるけれどゴチャゴチャはしていない。均整がとれていて良いですね。
正面から。
肩部のプロテクターも抑制的。必要以上に張り出すことがなく、人型のシルエットを崩すことがない。
レキネスやトライガロンなどのメテオアーマーが付くことでエッジが立つようになっているのでしょう。逆に素体は、昭和ウルトラマンと比較しても相当にシンプルな方だと思います。
斜め。
身体部分については、赤と銀の組み合わせの加減が、ネオスやリブットに近いものを感じます。
顔は、ゼアスやベータスマッシュよりも赤ですね。
オメガスラッガーがそこそこ背が高い。劇中で見るよりも、すらっとしている気がします。
何度も言いますが、このビジュアル、最初に見た時にはビックリしたんですよ。何だったら、ブレーザーよりもビックリしたんですよ。でも、今となっちゃ、うちの息子たちは一番好きなウルトラマンはオメガなんですって。
考えてみたら、ウルトラマンのビジュアルデザインって、それまでの系譜になさそうな「冒険」をしても、初めこそ驚きを以て迎えられても、ゆくゆくは「カッコいいよな」で納得してしまうんだから凄い。
背中。
微妙に有機的なものが引っ付いているような造形。これが後々、伏線とかになるのだろうか。
頭部のアップ。
緻密さについては一度、ブレーザーで一種の極北までいったので、アークでだいぶシンプルになった。
そこからさらにオメガで、シンプルになった印象。
胴体部分のラインはともなくとして、顔にはほとんど線がなく、絵にも描きやすいデザインだと思います。
耳がデカい。
「線」の彫り込み的にはシンプルですが、赤と銀の使い分けはそこそこ細かいですね。
耳がでかいからかな。ウルトラマンXに似た意匠も感じます。
「次のウルトラマンは赤にしようぜ」というアイデアは出やすいかも知れませんが、それをここまで奇麗に纏めるのは、やっぱり凄いですよね。
可動ですが、もう少し腰や胸を左右に捻れないかな? と思うところはありますが、おおむね良く動きます。
足首の可動が、かつてのフィギュアライズスタンダードのウルトラマンゼロのように、横に広い可動となっているので、足首の自由度が豊かになった気がしました。
こうしてぐりぐり動いてくれるのは楽しいですよね。
左右対称の幾何学的な模様が、ポーズの上に描き出す雰囲気もばっちり決まっています。
オメガスコープ。
戦闘開始前、この仕草の際に一瞬の静寂――この緩急が好きです。
基本の構えがしっかり決まり、体幹も安定しています。
可動に干渉する造形が少ないので、前年度のアーク同様、動かしやすいですね。
基本アクションもばっちり。
首の自由度も高く、色んな方向に向けることができる。
足の可動が優秀なので、ぐっと腰を落としたポーズも取らせられますが、
胸部か腹部のどちらかで前後に傾けられることができたら、なお雰囲気が出たかもしれませんね。
足はここまで上がる。
他のウルトラアーツに比べると、股部分自体の可動域は狭いのかな。個体差ではないと思うのですが。
膝立ちはものすっごい自然にできます。
美しいプロポーション。惚れ惚れしますね。
交換手首も豊富で、遊び応えがありますね。
んで、またオメガの瞳が奇麗で良いんだ。
野性味あふれるブレーザー、新マンを彷彿とさせるアークに対して、オメガは大振大味なところも含めて洗練されていないけれども粘り強い戦闘スタイル。初代ウルトラマン放送時のアクションにも近いものを感じます。
首をここまで動かすことができるのが良いよね。
怪獣と組ませても楽しそうですが、単体でも映えるウルトラマンです。
身体のラインもそれほど多くないので、
ポーズをばしっと決めても、分割が目立たないのも魅力かも知れません。
必殺技紹介。
カラータイマーの前に手をかざし――
両手を水平に伸ばす。
そこから腕をぐるっと回して――
ぐっと気合をため――
十字に。
ここまで深く十字にするまで、けっこう難儀しました。
そこから少し腰を落として、
レティクリュート光線――!
光線エフェクト、今後のオメガ関連のアーツのどれかに付いてくるかなあ。
ウルトラアーツは歴代的というか代々的というか、とにかく基本的にL字光線よりも十字光線の方が組ませにくい、浅くしか組めないと思っています(真骨彫除く)のですが、だいぶ様になってきたかなと思います。
もう一つ。
頭部のオメガスラッガーに手をかざして、
ブンと振ります。
ビュビュンと飛び交うスラッガーを、
キャッチ!!
スラッガーが頭部の前部分についているのが、セブンとは違うところですね。
これを手に、必殺仕事人みたいにヴァグセクトを殲滅している第一話の冒頭は、マジにカッコよかった。
セブンは基本的に投擲武器としていましたが、オメガはセブンがギエロン星獣に対して使ったような、手に持っての一閃も多い。グライムやオオヘビヌシノミコトに引導を渡したのも、手に持っての介錯でしたよね。
宇宙ブーメランが前に付いているってのが良いよね。
取った後の造形パーツまで付けてくれるのが嬉しいところです。
神々しい赤いヤツ。
赤いヤツと言うと、まあ思いつくのはレッドマンですが……
彼はオメガがオオヘビヌシノミコトに対して見せた躊躇や迷いなどは1ミリもなく“殺り”にかかる正義のヒーローなので……。得物を使って戦うヒーローというところは共通していますけどね。
ジオラマの中に置いてみた。
シックな街中に、鮮やかな赤が映えます。
オメガが訪れた“地球”は、ウルトラマンはもちろん怪獣の存在さえ、認知されていなかった地球。
故にオメガ自身が「巨大生物」の2体目に数えられている(後に一応は味方のヒーローとして扱われつつある)。
確かに、この赤と銀の体色で、輝くばかりの青い瞳を持った巨人がいきなりででんと現れたら、味方かどうかとかよりも、まずは「ええ~っ、何じゃコイツ!」ってなると思う。
守るべきものを背中に。
オメガの秘密が、これからどんどん明らかになっていくのかな。楽しみですね。
同じ赤トラマンで、ウルトラアーツとなると、このヒトかなあ。
方向性は違いますけどね。ベータスマッシュは、プロレスラーのドミノマスク的なデザインで赤が使われている。
オメガは全体的に赤いマスクで覆っているような印象です。
“素体”感の強いオメガ。癖がなく、遊びやすいです。
この素体に今後、レキネスやトライガロンのアーマーが付いてくるのでしょう。
既に怪獣状態のレキネスのアーツは予約が始まっている。並べて飾るのが楽しみですね。
今一番注目しているウルトラマン、ウルトラマンオメガのアーツでした。
翌月にはウルトラマンコスモスが届く予定。オメガの赤に対して、こっちは目の覚めるような青。
素晴らしい対比になると思うので、時空を超えた邂逅ということで、並べて飾りたいと思います。