トランプ大統領、すごいですねぇ。
入国宣言出したかと思うと最高連邦裁が阻止、
そしたら今度は司法長官代行を解任です。
すごいですねぇ。でも言葉だけのハッタリ
ではなく実行するのは、すごいと思います。
差別的だ!と言われますが、
それを言うなら、石油欲しさにリビア内戦に
NATO軍が介入する政策の方が
よほどおかしいのではないかと感じます。
リビアのカダフィ大佐が独裁だったとか
言われますが、日本で例えると、
やっと徳川幕府ができた時に、
国連軍が攻めてきて家康を捕まえてたら
まとまるものもまとまらないのと同じで、
リビアも結局内戦が続いています。
正義ってむずかしいです。でもこれを機に
世界の在り方、日本の在り方、自分の在り方を
改めて考え直していかないといけない気がします。
話は変わりますが、精神科の学会の
夏苅郁子先生の教育講演を見ました。
(以下はJPOP-VOICEのインタビュービデオ
※教育講演とは違うビデオです)
夏苅先生は、高校生のころ?に
お母様が統合失調症で幻覚妄想状態になり、
突然精神科に強制入院になったそうで、
ご自身も2回ほど、自殺未遂で精神科に
入院されたという経歴をもっておられます。
以降母が怖くて逃げる日々、自分という
存在の希薄さなどに苦しみ、
精神科医をしていくことが、自分のリカバリー
にもなった、という話もあるのですが、
一番心に刺さった問いかけは、
「精神医療は患者・家族の心の傷を
癒すことができるのか」というテーマでした。
夏苅先生の葛藤の話を聞いていて、
薬で症状を落ち着かせはするけど、
心の傷なんてちっとも癒せないだろう、
と、まざまざと見せられた感じでした。
精神科医や精神科スタッフだって、
患者さんや家族の痛みは分かっている
つもりだし、それで必死に環境調整したり、
身近なことも聞いて、一緒に一喜一憂
しているつもりなのです。
でも、夏苅先生の話を聞いていて、
自分がそこにいたら、夏苅先生の不安を
とってあげられたのかなぁと思うと、
やはり、何も分かっていないような
気がするのです。
やはり、当事者同士の励ましあいって、
なににも替えられない気がします。
そこに敬意を示すことも大事でしょうか。
ともすれば、精神科の医療関係者は
仮想敵国みたいな感じで、叩かれることも
多い気がしますし、反省もしなければ
いけないところは多々あると思います。
でもできればもっと、本人、家族、
ピアサポーター、福祉関係者、
医療関係者それぞれが仲良くなり、
お互い手を取り合えるようになれば、
少しはよい未来が、見えてくるのでしょうか。
ブレグジット、大統領令と分断の多い
昨今ですが、互いを知ってハードルを
少なくしていくことが、豊かに生きる
秘訣でもあるように思います。
少しでもそういう未来を、目指したいものです。