こんばんは、海上寮ブログ「今日ものんびり」です。
津久井やまゆり園の事件は、驚きました。
1時間くらいでそれだけの数をと思うと、
その恐ろしさに、胸がつまります。
患者さんたちへの影響も大きく、
自分も加害者のような精神障害者だと
思われるとと、外に出られなくなったり、
「障害者はいらない」とのネットの書き込みを
見て、どう生きたらいいのかと不安に
なったりする方が少なくありません。
この加害者のような考え方は、決して
珍しいものではありません。
ドイツのアウシュビッツが有名ですが、
日本もほんの少し前まで優生保護法が
存続していたのです。
私たちは誰しも完璧な人間ではなく、
みんな弱いところをもっています。
その中でいかにお互い助け合い
生きていくかが大事なはずです。
それは簡単なことではありませんが、
助け、助けられることこそが、私たちが
生きている一番の目的ではないでしょうか。
なくなってよい命はなく、ましてや
人の手で殺してよい命などない。
だとすれば、私たちの社会が
彼を死刑にすることは、
果たしてよいことなのでしょうか・・・
分からなくなってきてしまいました。