現場異常な~し?3 | とある怪異の回顧録

とある怪異の回顧録

友人・知人から聞いた怖い話や不思議な話を紹介しています。基本実話(噂話もありますが)故にオチが無い話が多いと思いますが、ゾワッとしたり不思議だな~って思ったり、見落としがちな日常の怪異や恐怖体験をお楽しみいただければと思います

 これはSさんが、他社から転職してきた警備員の方と飲み会の際、若手の隊員達が勤務中の怖い体験の自慢話しみたいに盛り上がった際に横で聞いて「それは気味悪いわ」と覚えていたお話。なので噂話になります…

 

夜半の歌声

 とある商業施設の○○民族展という形でイベントフロアを使って民族由来の様々な物を展示するイベント期間中のお話。

 夜間巡回中の警備員がフロアで歌声を聞きつけます。館内放送も無く、通常であれば静寂な空間に自分の足音だけが聞こえる時間帯に歌声です。警備員は最初「販売促進のモニター」の切り忘れかと思いモニターの明かりを探しますが、イベント会場ですからそんなモニターはありません。歌声は会場奥から聞こえてきます。仕事上、侵入者の有無は必ず確認が必要なため、恐る恐る歌声が聞こえる会場奥へ進むと、ハンドライトの明かりが奥へ差し込んだ瞬間に歌声は止みます。

 更に奥へ進むと、民族衣装と円陣になって踊っている(と思われる)写真が展示されているだけでした。その隊員は、無人である事を確認したので、足早にその場を後にします。

 その後、期間中、もう一度この隊員が夜間巡回を担当しましたが、歌声は聞こえず、他の隊員も歌声を聞いたという話も無い。

 では「何故あの日だけ歌声が聞こえたのか」が納得いかず、体験した本人も「何で~」と覚えている体験談だったとの事。