今日もこちらのオープニングテーマから

スタートです。

上手い歌とは言えないと自分でも思いますが・・

(そこそこ聴けるものにはなっているとは思います)

ヤッタアのところで皆様を元気づけられると

嬉しいです(^_-)-☆

 

中学受験を目指す方にもそうでない方にも広めたいもの。(リブログ等拡散可) | 五本毛眼鏡の「合格魂ZZ」~タヌキでハノイ編改め、いざ■●▲★、もとい、いざ◆●▼★編~ (ameblo.jp)

 

少し前の週に更新したこちら↑の記事も

是非ご覧頂きたいと思います。

 

タイトルについてです。

 

 

たとえばフェリスなんかは、

前半の小問集合部分で

場合の数を出題した上で、

さらに場合の数の大問を

今年は出題していました。

 

渋渋も場合の数のからんだ

推理の大問の他に、

他の別分野の大問で

場合の数の問題を絡めた

出題をしていました。

 

このように好きな学校は

本当に好きです。

 

またそれ以外の学校についても

出題やめた年があったと

思ったら、またその次の年は

出題してきた・・・なんて例も

本当に多いです。

難関校は出題が好きな学校が

基本的に多いと思われます。

 

そういう状況をふまえて

今週、6年の本科担当クラスには

授業をしました。

ゆくゆくはたとえば、今年フェリスで

出題されたこんな小問はしっかり

入試の時には正解できるように

持って行きたいですね。

ちょっと紹介したいと思います。

 

さいころを3回振ります。

1回目に出た目をA、

2回目に出た目をB、

3回目に出た目をCとします。

 

A×B×Cが偶数になるような

さいころの目の出方はア通りです。

A×B×Cが8の倍数になるような

さいころの目の出方はイ通りです。

ア、イにあてはまる数を求めよ。

 

アはなんとしても正解を

確保したいところです。

(でないとかなり

状況としてはキツくなります。)

イは合格者も必ずしも正解している

とは限らないですが、

逆に言うと正解することで

合格に前進する問題と言えると

思います。

 

場合の数はその条件にまず

合うように状況設定してしまって

数える、ということをするわけですが、

アの場合、3つのうち1つでも

偶数であれば積は偶数になるので、

A、B、Cのうち偶数が1つの場合、

2つの場合、3つの場合というのが

考えられるわけです。

面倒ですし、そこを意識しないで

数えることでミスすることも

あるわけです。

 

なので、こういう場合、全体から

そうでない場合をひく、という

考え方を使うことも多いです。

つまり、ABCのうち1つでも

偶数であれば積は偶数に

なるので、

全部の目の出方

(6×6×6=216通り)から、

全部奇数の場合(3×3×3=

27通り)をひいて、

アは189通りが正解でいいわけです。

 

そしてイですが、

ここではアの考え方を利用して

解いてみたいと思います。

つまり、A,B,Cが全部

奇数の場合を求めて216通りから

ひいて189通りを求めたわけですが

これ以外に

 

①2つ奇数の場合(8で割れるためには

2で3回割れないといけない、2つが

奇数だと、残り1つが4(2で2回割れる)

であっても積は8では割れない)と

 

②1つ奇数で残り2つは2か6

(この場合積は2で2回しか割れないので

8では割れない)

 

の2つの場合をひけばいいことになります。

 

①ですが、奇数は1か3か5,(これが

2回出る)そして残り1回が偶数

(2か4か6)ということで

3×3×3=27と考えてしまいそうな

ところですが、この場合は

全部奇数の場合と違って、

出る順番で区別しないと

いけません。

つまり3回のうち1回偶数が

出るわけですが、(残りは奇数)

A、B、Cのどの順で

偶数が出るかで区別すると

さらに3倍になりますから、

27×3=81通りになります。

 

②ですが、

2か6、2か6、1か3か5と考えると

2×2×3=12と考えて

しまいそうなところですが、

これも全部奇数の場合と違って

出る順番で区別しないといけません。

3回のうち1回が奇数になるわけですが

(残りが2か6)

A,B、Cどの順で奇数が出るかで

区別するとさらに3倍になりますから、

12×3=36通りになります。

 

以上より、イは189-(81+36)

=72通りとなります!

なお、パズル系推理系の問題は

「こういう場合やこういう場合も調べないと!」

みたいな感じで場合分けの力も

鍛えられます!

この記事に興味を持って頂けた方には、こちらの拙著

中学受験算数 楽しく学ぶパズル・図形のひらめき問題

も是非おススメしたいと

思います。よろしくお願いいたします。

<(_ _)>

 

エンディングテーマです。

(オープニングテーマもそうですが)

受験生応援の祈りを込めて!

 

2021年4月からこのブログの内容に

マッチするいうことで

この動画を貼り付けています!

そして2022年2月以降もこちらの動画を

貼り付けて頑張っていきます!

2023年以降も週1度とある

校舎に授業をしに行くことから

この動画を貼り続けたいと思います。

 

以下宣伝

拙著以下のラインナップで発売中です。よろしくお願いいたします<(_ _)>

 

補助線の引き方で難問がスイスイ解ける! ! 中学受験算数 作業のルール 増補改訂3版 

2021年2月に増補改訂版として発売しました問題集です。

図形問題を入試に対応できるレベルに上げるお手伝いが

出来る本になっています。

 

中学受験算数 楽しく学ぶパズル・図形のひらめき問題

 

2020年12月に発売の、広尾、浦和明の星、早慶、

女子学院、駒東・・・といった難関校の入試で散見される、

パズル系推理系の問題への対応力を高めることを狙った

問題集です。そういった用途抜きにしても楽しんで解いて

頂ける本です。

(他の3人の同僚の優秀な先生方との共著になります。)

 

中学受験算数 3割しか取れなかった子が本番で合格点を叩き出すスゴ技勉強法 

2019年発売の、中学受験の基礎固めの大変さに

寄り添うべく技術的にも精神的にもヒントになれば、

という思いで書いた本です。

 

日経クロスウーマンに

3月15日にアップされたこちらの記事

(算数の思考系問題に対応していく力の育て方について

五本毛がインタビューに答えた記事です。)も

是非ご覧になってみてください!<(_ _)>

https://dual.nikkei.com/atcl/column/17/1111141/030900069/index.html

 

原稿等のご依頼は

gohongemegane@gmail.com

までよろしくお願いいたします。