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例えば2025=1×2025

         =3×675

         =5×405

         =9×225

         =15×135

         =25×81

         =27×75

         =45×45

 

という式を元に考えると、連続する奇数の和で表す式は1×2025を除いた7つの式を元につくれます。(2025×

1は1個だけなので連続していないということになります。)

 

例えば3×675なら、675が3個と考えて673+675+677にすればいいわけです。逆は無理ですね。3が平均で675個ではマイナスの数が出て来てしまいます。27×75なら、75が27個、75が平均で、その左と右に(27-1)÷2=13個ずつですね。なので一番左が75-26=49で、一番右が75+26=101で、49+51+・・・+99+101とすればいいわけです。45×45の場合は、それこそ1からに45個目の奇数の89まで足す式になるわけですね。

 

それに対して、「連続する整数の和」で表すのは、1以外の奇数の約数の個数だけ式が出来るので、上記の式は全部奇数ですから、一番上の式は1以外の奇数の約数の個数ということで1個式が出来て

(2025×1から1012+1013という式が出来る)

 

1番下も45×45で1以外の奇数の約数の個数は1個なので、式は1つですね。(45が45個より23+・・・67という式ができる。(真ん中が45で左と右に22個ずつ並ぶ)

 

その他の式は1以外の奇数の約数の個数が2個なので、例えば

3×675なら674+675+676と(337+338と同じ答えが3つと考えて、)335+336+337+338+339+340という2つの式が出来るわけです。

 

5×405も403+・・・407という式と、(202+203と同じ答えが5個と考えて)198+・・・207という2つの式が出来るわけです。

 

以上は奇数×奇数の式で考えてみましたが、もっと違いがはっきりするのは偶数×奇数の式を元に考える場合で、2018を元に考えた時、例えば2×1009の式からは奇数の連続する和の式は作れません。(連続する奇数の和は、和が奇数になるはずだから)これに対して、連続する整数の和の式は1以外の奇数の約数の個数なので2×1009には奇数の約数が1個入っているので式が1つ作れるのです。1009が2個→504+505が2個と考えて503+504+505+506というふうに。

 

ということでタイトルに挙げた二つについては「区別」が大事ということになりますね。

 

 

 

図形も相似比と面積比の区別であったり、高さが等しい図形と相似の解法の区別であったり、区別が大事という場面はたくさんあります。条件をきちんと読み込んでそれを生かした解法(補助線を必要なら引くなど)をとるように促すこの本は、そういった区別が必要な知識の整理にも役立てる本です。仕上げのこの時期の伴走者になれれば、と思います。よろしくお願いいたします。(更新前にチラッと見たら全体で4桁順位に再上昇していました。ありがとうございます<(_ _)>)