おそらくどのような職業でも、それぞれ“職業病”と言いたくなるようなものってあるのではないでしょうか。そんなつもりはなくても、いつのまにか身に付いてしまう、ちょっと困りものの“クセ”。

 介護職の場合、それはちょっと特殊かもしれません。それとももしかして、私だけでしょうか……。

 

 

①他人の身だしなみも整えたくなる。

 利用者さんの身だしなみを整えるのは私たちの仕事のうち。そのせいで、整っていない人を見ると直したくてウズウズします。

 さすがに見知らぬ人の寝ぐせや服の乱れを直すのはグッと我慢しますが、例えば、電車に乗っている時、隣の人の服に糸くずが付いていることとかあるじゃないですか。見つけてしまうと、もう取りたくて取りたくて!

 ご本人にばれないように取れそうなら、こっそり取って自己満足してしまいます。傍から見たらきっと不審者。

 

②他人との距離が近くなる。

 他人に入られると不快に思う“パーソナルスペース”というものがありますが、介護をやっているとこれが極端に狭くなる気がします。親しくもない人とでも、常に密接状態で行うのが身体介助ですから。

 私はこれに関してはそこまでクセづいていない方だと思うのですが、入居したばかりの利用者さんに顔を近づけすぎて、明らかに引かれている同僚をたまに見かけます。不快に思わせちゃダメですよね。気を付けなきゃ。

 

③スキンシップが増える

 認知症などで意思疎通がうまくできなかったりする方には特に、スキンシップは非常に有効な手段です。安心感を与える為に手を握ったり、背中や肩をさすったり。それにそもそも身体介助は体に触るのが当たり前なので、他人の体に触るという遠慮がどんどんなくなっていきます。なにかにつけて、友達の背中にも手を回したりしてしまう私。

 

 

 

 細かいことを挙げれば他にもいろいろありますが、私が一番困ったものだと思うのはこんなところです。

 

 なにが困るって、これらのクセが付いてしまうと、異性に変に勘違いされることがあるんですよ。これみんな、異性にやると、ドギマギされたり、「あれ?俺に気があるんじゃ?」とか勘違いされたりする事項みたいです。

 こっちは1ミリもそんな気はなく、ついついクセでやってしまうだけなのですが、介護業界事情を知る人なんて世の中に決して多くない為、そんなことは伝わりません。

 

 若かりし頃にはこれのせいで“異性にモテたくてボディタッチをするあざとい女”に見られたこともあって、本気でこのクセを直したかったのですが、同業の方、私と同じような想いをされた方いませんでしょうか。

 

 

 

 

…ま、青春時代はとうに過ぎ去った今、そんな気苦労は減りましたけどね。 あーあ、なんだか嬉しいやら寂しいやら?