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利用者さんやご家族さんの目にはほとんど入らないであろう、我々介護スタッフが裏で行っている業務。このシリーズはおそらくこれで最後になりますが、最後に、真っ先に書いていそうで書いていなかった、ケアカンファレンスについて少し書きたいと思います。
“ケアカンファレンス”って、なんとなく良く聞く単語だと思いますし、なんとなく意味はわかるものだと思いますが、実際具体的にどんなことをやっているのか、イメージはできるでしょうか。
おそらくどこの施設でも行っているだろうケアカンファレンス。これは簡単に言うと、利用者さんのことについて話し合う、会議のようなものです。
もちろん施設によってやり方は様々でしょうが、私の施設ではこんな感じ。
行うのは週に1回で、時間は1時間~1時間半。フロアごとに行います。参加者は、施設管理者とケアマネージャー、看護師、そしてほぼ全員の介護スタッフです(夜勤者と介護業務から離れられない1~2名のスタッフを除く)。
ほぼ全員、というのは難しい話ではありますが、大事なものなので、皆、多少の無理をしても出席することになっています。
夜勤明けでも眠い目をこすって残業として出席し、遅番なら早めに来て出席し、休みなら休日出勤してさえも、出席するのです。
まぁ今の時代は特に、休日出勤は無理強いできるものではありませんが、それでも真面目なスタッフは何も言われずともちゃんと出席するのですよね。
カンファレンスは、スタッフ全員が各利用者さんの情報交換をし、認識を共有し、意見のすり合わせをし、ケアの方針や、具体的な方法を決めるもの。
主には介護スタッフが話し合い、それを聞いて、必要に応じて看護師が医師に上申をしたり、ケアマネがケアプランの変更を検討したりします。
「最近○○さんの食事がうまく進まなくなってきたけど、なにか検討した方が良くない?」
「○○さんの移乗がうまくできないのですが、皆さんは困っていませんか?」
「○○さんの薬が変更されて1週間経つけど、問題は起きていませんか?」
等々。。。
毎週行うにしても、利用者さんの状態は刻一刻と変わるもの。議題は尽きません。話し合われた内容は議事録としてまとめられ、出席できなかったスタッフは後でそれを確認するようになっています。
もしこのカンファレンスを覗くことができたなら、その施設の良し悪しは一目でわかるでしょうね。
スタッフの出席率で真面目度がわかり、話し合っている内容のレベルで介護士としてのレベルがわかり、意見交換の活発さで人間関係や風通しの良さがわかる。
一応行われてはいるものの、出席率も悪く、リーダーだけ頑張って話をして、他のスタッフはシーーーンとしている……なんていう光景も、場所によってはあるものです。
とは言えこのカンファレンスは個人情報の塊なので、当然利用者さんもご家族さんも覗くことはできない極秘のものではありますが、どれくらいの頻度でどのように行われているのか、くらいならご家族さんも知ることができるのではないかと思います。
もしあまり行われていないという施設なら、ちょっと心配した方が良いかもしれませんね?