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こんにちは！
介護用品スタッフ1号です
今回は
「移動用リフト・門型」について
お話しします
勝手に門型と名付けてしまいましたが
こんな感じのリフトの事です
↑かるがるプチ（竹虎）
ベッド側・移乗側に支柱があり
上部のレールにハンガーがついているタイプです
（門みたいでしょ？💦）
【リフトの仕組み】
・上部のレールについているハンガーが横に移動するようになっています
（カーテンレールみたいな感じです）
・電動でハンガーが上下します
↑かるがるプチ（竹虎）のハンガー部分
【リフトの操作】
・利用者に吊り具を装着
・吊り具をリフトのハンガーに引っ掛ける
・ハンガーを上昇させ利用者の体を持ち上げる
・移乗先に利用者の体を移動
（利用者をお姫様抱っこのように抱えながら移動）
・ハンガーを下降させ移乗先に着座・・・
※前回のベッド固定型と操作方法は同じです
【門型のリフトの特徴】
門型のリフトの特徴について
簡単にまとめてみると・・・
●支柱の設置位置
・ベッドの位置に合わせて支柱位置を決めます
・移乗先の場所はベッドの真横に限定されます
・どでかい支柱が2本立つので
部屋のレイアウトに大きく影響します
（当然支柱が邪魔になることもあります）
●電動の動き
・レールにぶら下がっている動力部分から
ベルトが上下します
●移乗スペース
・移乗スペースは非常に広く確保できます
・なので移乗時の着座動作もしやすいです
（すぐ脇の支柱自体は邪魔かもしれませんが…）
・移乗先の位置はレールの真下に限定される
●その他
・（ほとんどの機種で）床の高さからでも
吊り上げることができます
どでかい支柱2本が
部屋の中でそびえ立つことになるので
部屋が狭くなり
仰々しいとのイメージもありますが
特に部屋のレイアウト的に問題がなければ
ベッド固定型よりも門型の方が
個人的にはおススメの機種です
支柱の圧迫感はあるかもしれませんが
何より移乗動作に関わるスペースについては
周りに全く支障がないのがメリットです
設置さえしてしまえば
不慣れな介助者の方にも説明しやすく
実際に作業を行ってもらっても
これまでの経験では
ベッド固定型よりも
すんなり理解して頂けることが多かったです
リフト導入で
お部屋のスペースに問題がないのであれば
ぜひ門型を優先して検討していただくと
いいのではないかと思います
ちなみに・・・
リフトの導入については
専門家の意見・アドバイスが必須です
私も
移動用リフトの導入にあたっては
いかにメリットをわかっていただけるかを
しっかりお話しし、
手間が面倒とかのデメリットを
飲み込んでしまうくらいに
導入する方がいいんだ！と腹に落ちるまで
事前にやり取りしました
（リフト導入は利用者さんや介助者さんのやる気が非常に重要なので）
特に介助者に既に腰痛があったりする場合には
必ずリフトは提案していました
（本当は腰痛になる前段階の人からしっかり導入すべきですが・・・）
結果的に
しっかり使いこなしているケースでは
介助者の方から
「リフトがあって本当に助かった」とか
「こんないい商品はもっと使う人がいてもいいのになぜ使われていないの？」といった
感想を言っていただけます。
導入までが非常にハードルが高いリフトですが
使いこなせれば介護負担も軽減でき
無理な吊り上げによるケガや恐怖感もなく
想定している以上に
満足感につながる商品だと思っています
他にも様々な機種があるので
次回以降もリフトについて
ご紹介させて頂きますね
ちなみに
最適な福祉用具選定のお手伝いをするのは
私たち福祉用具専門相談員の仕事です
地域の福祉用具専門相談員に
遠慮なく相談していただければ
きっとより適合した機種選定を
行ってくれると思います！
ではでは。
↓過去のリフト編のリンクです↓
とっつきにくいけど導入してほしい【移動用リフトの使い方①吊り上げタイプ】
とっつきにくいけど導入してほしい【移動用リフトの使い方②ベッド固定型】
