太極拳が伸筋優位な理由…経絡編 | ☆太極拳講師が感じること★

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教室歴32年のべ5万人以上指導
【順番を教えない太極拳講師】
やまだひろこ 
二十四式太極拳師範
八段錦氣功指導
解剖学、生理学、陰陽五行の視点から、動きの奥に隠された意味を解明することに重点をおくレッスンの中で感じたことを感じたままに記してます


太極拳が伸筋優位で動く理由を腕の経絡から考えてみたいと思います。

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手の平側(腕の内側)

屈筋優位

肺経、心包経、心経が走行


手の甲側(腕の外側)

伸筋優位

大腸経、三焦経、小腸経が走行


屈筋は縮んで硬くすることが得意な筋肉ですが、心肺機能に関係する3本の経絡が屈筋のところを流れています。


硬く縮む筋肉は経絡の流れを悪くしてしまいます。

ということは、屈筋の方を優位に使うと心肺機能が元氣に働きにくくなるということです。


経絡の流れをよくするために、伸筋優位でゆっくり柔らかく動きましょう。

             謝謝