介護認定を受けた後、最初の難関は、ケアマネージャーの選定です。ケアマネージャーを通じて居宅サービス計画(ケアプラン)を作成し、その計画に従って、複数の介護業者がレンタル品を持ってきたり、デイサービスを実施したりします。
普通、優秀なケアマネージャーを選びたい、と漠然と思います。しかし、そもそも優秀とは何か?、それを選ぶ能力が誰にあるのか?、といった感じです。残念ながら優秀かどうかを事前に判定するのは困難だと思います。
私は、母が要介護認定を受けた時、入院していた病院に関係する事業者からケアマネージャー候補を選びました。そして、その方と母のことをいろいろと相談した上で、母とも面談をしてもらいました。母も気に入り、私も変な言動が無いことを確認した上で正式に依頼をしました。
ケアマネージャーと面談している時、要介護者と会話している時に、”このケアマネージャーは変だな”と強く感じるなら、別途、他の介護事業者のケアマネージャーを選び出して比較検討します。介護家族者が感じる違和感は、直感的に要介護者に合わないと思う何かがあるからです。私はこのやり方で母に接した時に異常な行動をした介護関係者(看護師、介護士)を母から遠ざけるようにしたことがあります。
要介護者が安定した日常生活を送るには、ケアマネージャーが要介護者と介護家族者の要望を居宅サービス計画(ケアプラン)に上手に取り入れることが必要となります。介護制度を熟知し、適切なアドバイスをしてくれる方なら、介護家族者の間違った知識や実行できない提案に対しても適切な軌道修正をしてくれるでしょう。
要介護者のケアマネージャー候補の面談の際には、各自治体が発行している介護保険制度のパンフレットを見ながらできるだけ話をしましょう。ケアマネージャーが自分が売りたいものを売るだけのセールスマンなのか、要介護者と介護家族者の要望に沿った居宅サービス計画(ケアプラン)を提案する優秀なケアマネージャーなのかは、話を進めていくとだんだんはっきりしてきます。
介護家族者にとってケアマネージャーは、指揮官に対する副官(参謀)のような存在です。適切な希望や要望を伝えるとそれを実現できる方法を示してくれます。最終的な決定は、要介護者の確認を取った上で、介護家族者が行います。
(電子書籍「介護はプロジェクト」から一部抜粋)
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