認定調査時
本人からの聞き取りが終わった後に
多くの場合、介護者からも聞き取りを行う。
その際、本人の前では言えないことを聞き取ることになる。
例えば
「目を離したすきに家を出てって
自分の帰れなくなることがあったんです」
と言われたとする。
当然、調査員はこう聞く。
「じゃあ、その時はどうやって家に帰って来たんですか?」
「ほおって置いたら2、3時間して帰って来ました」
この場合、「介護の手間」が発生していない為、考慮される可能性は低い。
「家族総出で探しに出かけました」=介護の手間が発生。
「警察に電話していっしょに探しました」=介護の手間が発生。
というわけである。
お分かり頂けたでしょうか?
その場合、さらに調査員は「頻度」を聞くことになる。
「そういうことはどのくらいの頻度でありますか?」
「半年に1回」「1カ月に1回」「週に1回」では
それぞれ「介護にかかる手間」が全然違ってくるわけである。
この時、気をつけることは
考慮される事例は「過去1カ月」の間である。
3か月前まではしょっちゅうあったが
「この1カ月はない」と答えるなら、
考慮される確率は低くなるのだ。
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