腰への負担を減らす移乗のコツ | リハビリ介護講座

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こんにちわ


今日のテーマは「腰への負担を減らす移乗のコツ」


久しぶりに介護技術についてお話します。


移乗というのは車いすからベッドへなどの乗り移りの動作のことです。


この方法については様々な方法があり流行りなどもあったり、施設によって決まったりもしています。


ですので、環境の整え方など今回はちょっとした工夫についてお伝えします。



1)無理をしない


介護をしていて腰や肩が、手首などが痛くなる方が多いと思います。


そのような場合、痛くなるずいぶん前から体に少しずつ負担がかかっています。


痛くなってから何とかしようと思う方が多いのですが、痛くなる前から対策を考えることが重要です。


また時間がないと1回ぐらい無理しても・・とお考えになる方もいますが、この1回ぐらいの考えが体に負担をかけてしまいます。


安心、安全を守るためにも、1回ぐらいなんとか・・・や力を使えば何とかなるは・・・考え直した方が良いと思います。


無理をしない。

自分にも、そして介護を受ける方にも、安心・安全な方法を考えることがとても大事です。



2)全介助では重力を使う


ベッドから車いすに乗り移りをするときは、ベッドを少しだけ高くし、車いすと高低差をつけます。


少し高いところから、低いところへ移っていただく方が、重心が移動しやすく楽に移乗できます。


この方法は車いすからベッドはできませんが、片方だけでも少し楽になると体への負担が違ってきます。



3)声かけをする


介助される側の協力をお願いすることも大切です。


ゆっくりやればできる方もいらっしゃいます、時に待つことも大事です。


パーキンソン病の方で歩けるけど方向転換が難しい方は、床に足を付く位置などビニールテープで張っておくと、病気の特性で体が動きやすくなって、お互いに移乗動作が楽になる場合もあります。


車いすをつける位置や、足を踏み出す位置などテープを使って張っておくと便利な場合もあります。


よかったらご参考になさってみてください。