愛知県で創業して現在は全国に約1000店舗を展開するまでに広がったスギ薬局。そのの創業者夫妻が発起人となった財団がこちらです。地域医療のみならず、認知症や介護予防の分野で活躍する個人や団体に対し、表彰や助成金などのシステムを通じて協力をしていて、今年の7月1日より公益法人の認定を受けたそうです。

地域医療振興賞の制定や、地域医療助成などの取り組みのほか、地域連携のための薬剤師講習なども行っています。
今回注目するのは、中でも地域医療助成制度。対象となる個人、団体は全国に渡っていますが、中京圏に根付いている薬局の財団だけあって、当然、地元中京圏の個人、団体が多く選ばれています。
実績報告によると、「コミュニティ食堂」を展開する「おおだか高齢者見守りネットワーク(名古屋市)」や、在宅医療における栄養状態の把握と専門家による栄養介入の効果検証ををしている「あいち診療所野並(名古屋市)」の社会実験など、興味深い取り組みがいくつもあります。
表彰対象が名古屋市医師会ってのは「ちょっとお約束過ぎてどうなの?」と思わなくはないですが。いや、もちろん医師会さんはいくつも素晴らしい活動をされていますよ。ウチもお世話になってますし。うん。当たり前すぎてどうなの?と感じただけで。
いや、あくまで注目は上記のような、あまり日の当たらない活動、団体に目を向け、援助していることと、「今まで知らなかった興味深い活動を、このブログでも追ってみたいな」という点です。
興味のある方は、ぜひ一度財団のホームページ(http://sugi-zaidan.jp/)をご覧になってみてはいかがでしょう?