03 介護人材確保のための職場環境づくり その2
介護環境デザイナーの間瀬樹省です。
前回のブログでは、職員さんが働く場としての介護施設の環境に必要な要素として、
・職場がキレイである
・体に優しい
・居心地が良い
・先進的である
といった内容を挙げさせてもらいました。
この内容は、他業種とも共通する内容で当然必要なことなのですが、今日は介護施設ならではのポイントについてお伝えしたいと思います。
介護という仕事が楽で楽しくなる職場ってどんなところでしょうか。
私が考えたのは、介護職員の皆さんは、元々おばあちゃんやおじいちゃんが大好きなこころやさしい方々なはずだということ。
ですから、この人たちが楽しく働くことができるようにするためには、極力人に関わる時間を多くしてあげるべきです。
そのためには、無駄な動きを無くして極力本来の業務に専念できるような設計にすべきであると思います。
いくつか例を挙げて説明します。
・必要な物品が近くにある
介護の現場では色々な消耗品を使用すると思いますが、それらはどこに置かれているでしょうか。
必要なものが遠くの倉庫にあったらいちいち取りに行くのが大変。取りにいくための時間、馬鹿にならないですよ。
必要なものは使いたい時にすぐ近くに置いてある。仕事を楽にするためには絶対必要なことです。
トイレットペーパーはトイレに、浴室を掃除するデッキブラシは浴室にあるべきで、それを収納する場所をしっかり設けておきます。
浴室に掃除用具入れがあると、掃除用具を取りに行く手間や片付けにいく手間が無くなります。
トイレットペーパーのような消耗品は、無くなったときに補給するための小さな倉庫が近くにある必要がありますね。
さらにそこへ補給するための施設全体の大きな倉庫が必要。
このように物品が必要な分だけ必要な場所に置かれている状態をつくることができれば、無駄な動きを無くすことができるのです。
・隣のユニットに行ける
「ユニット」というと特別養護老人ホームを想像しますが、グループホームなどでも共通だと思ってください。
施設の設計が個室・ユニットの制度になり、考え方はとても良いと思うのですが、自治体の指導はとても画一的。
ユニット内ですべてを行うことができ、他のユニットと明確に区分された独立した設計を求めます。
ここまでいくと、ユニット内で穏やかな生活をするというより、ユニットに閉じ込められた生活を強いられるという感じです。
こんな環境は職員さんにとっても過酷です。
だって、夜勤時には2つのユニットを担当しなければいけないことが多いのですから…
施設っぽく無い環境づくりがむしろ重要です
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いかがでしょうか。
優秀な職員を採用し、その職員さんに活躍してもらうためには、その環境をしっかりつくることは重要なのです。
ぜひ職場環境づくりに力を入れてみてください。
そんなこと言われてもどうしたらいいのかなぁ…
という方には相談にのります(笑)
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