みんな見ていてくれた、私の父への思い | 一人っ子がする介護ってこんなもん?

一人っ子がする介護ってこんなもん?

親の介護が始まって約10年・・・要介護3だった母が心不全で急逝してからは、独居老人の父のもとに1時間かけて通い介護を6年、母の七回忌直後に父は脳出血!施設介護を経て2017年8月12日父は急逝。悲しい・・・なのに義父母介護・・・

最悪の1週間が過ぎていきます。

 

1週間前の金曜日

父は確かに生きていたのです。

あの日に限って

私は面会時間を早めに切り上げ帰宅。

あれが最期になるなんて・・・

 

きょうは義父の通院介助のあとは

葬儀業者の集金がありました。

葬儀のことやそれにまつわるエピソードも

いろいろあるのですが

その話はいずれまたしましょう。

 

予定では午後から

区役所にでかけるつもりでしたが、

年金支払停止は年金事務所にいかないとならないし、

その手続も予め予約をとらないと

無駄足になると、葬儀業者のかたから

教わりました。

そこでまず年金事務所に電話して

必要書類をおくってもらうことにしました。

添付すべきものなど用意してから

年金事務所で予約をとることにしたのです。

 

その後は

どうするか悩みました。

 

絶対にすべきことは

老人ホームの部屋の片付けなど

引き払う準備です。

 

 

辛いけど、悲しいけど

老人ホームに向かいました。

 

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父の居室です。

 

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できるかぎり父に自宅にいたときと同じように

生活してもらいたいと思い

ネット回線を契約したり、

本やCDなどごちゃごちゃです。

 

これを片付けないとなりません。

 

でもなんだかまだ父がいそうな気がして、

偶々入浴中で部屋にいないのかと思いたくて

片付ける元気がでません。

 

スタッフの方がきてくれました。

介護の仕事をずっとしてきたけど

こんなに一生懸命尽くしていた家族は

いなかったよ、

と言ってくれました。

 

ナースさんも来てくれました。

やはり、ずっと介護する家族をみてきたけど

こんなに一生懸命だった家族は

はじめて、

と言ってくれました。

 

みんな知っていてくれます。

毎日のようにホームに通い

父を叱咤激励し、トレーニングさせたり、

日光浴させながら足をマッサージしたり

いつもいつも

お父さんになにが最善のことか

考え、行動していた私のことを

みんなわかってくれていました。

 

一緒に泣いてくださっています。

 

 

母には十分なことをせず、

また認知面が落ちた母をなかなか

受け入れることができず、

母が急逝したあとずっと苦しみました。

3年位は苦しみました。

 

あのときと同じにはなりたくないと

それだけを思い、

約8年頑張ってきました。

 

こんなに頑張ったけど

父を失ってみると

やっぱり後悔があります。

悲しくてたまりません。

 

 

親を看取ることの苦しさ切なさ。

此の世に送り出してくれた親がいる以上

必ずや訪れる人生修業なのですね。