認知症の症状は人それぞれあると思います
5分前のことを覚えていないというのが認知症であり
物忘れと違う点は本当に全く覚えていないのです
物忘れの場合は何かヒントを言えばかろうじて思い出したりすると思いますが
認知症の場合、すべてなかったことになっています
母の場合はトイレに行くと
その前までしていたことはすべてゼロになって戻ってきます
最初はそれくらいから始まって
年数が経つうちにいろいろな症状がプラスされていくような具合でしょうか・・・
母の認知症の症状で初めからあったもので特徴的なのが妄想?
幻覚というのではなくたぶん妄想というものだと思います
よく出てくるのが
子供たちに〇〇
食事を全部食べ切れないときに
「これは子供たちにあげる・・・」とか言ったりします
うちにはそんな子供たちはいませんし
近くに母と親しい子供たちもいません
まともに相手してはいけないのですが
何度も言われると
大人げない私は切れます(苦笑)
「コロナ禍でそんな残り物をよその子供にあげると親におこられるわ」とか言ったりしてしまいます
認知症になり始めたころはちょうどコロナ禍の真っ最中でしたから。
可愛くない娘だと思いますが
母の世話で毎日毎日大変な思いを繰り返しているとそうなります
特に認知症になったばかりの時はその現実に私自身が慣れていないので、戸惑いました
その次に多いのが
「今日は誰がお風呂に入りに来るかな・・・」
「誰かお風呂に入りに来るかな・・・」とか
いやいや、私の小さい頃でも
誰もよその人はお風呂に入りに来たことは一度もありませんよ
これに対しては普通に
「誰も入りに来ないよ」と返しています
これも模範解答ではないことは重々承知です
その他にも
なんだかわからない人物が突如現れて
私は戸惑いました
母はよく頭痛がすると言うのです
認知症になってより多くなった症状のひとつですが
それほど深刻な頭痛ではないのです
そのため
そういう時はベッドに横になって休ませるわけですが
しばらくして様子を見に行き
「少しよくなった?」と聞くと
「往診にきてもらって注射をうってもらったから、熱がさがった」とか言ったりします
一瞬絶句しますが
これも妄想のひとつです
こんな風にはじめての内容の時はしばしば戸惑いましたが
認知症になって4年も経つとだいぶん慣れて
またおかしなことを言っているわ・・・くらいになりました
以前ほど頻繁ではありませんが、
子供たちはいまだに出てきますし、
お風呂に入りに来る人もいまだにいるようです
あとは調子が悪い時は
妄想の症状が出てきたりします
私は毎日一緒に暮らしているから
妄想と現実の違いがわかるのですが、
そうでない人が聞くと
区別がつきにくい内容のこともあります
それに母は家ではそんな具合ですが
外では知り合いに会うと社交的だということもあり、以前のように普通に対処できることもあります
長く一緒にいるとボロが出たりしますが
たまに会うだけではわかりにくいのかもしれません