介護記録４６１（縁起でも無い事を、、、）

🟢９０歳実母

🟢要介護４

🟢認知症末期症状

🟢在宅ひとり介護中

〜現在の介護形態〜

🟠月曜〜土曜

ディサービス半日利用

⚫︎家族送迎

⚫︎帰りは自宅まで送って貰える

⚫︎当日の朝の母次第で利用可否判断可能

🟠日曜

自宅

「いい加減にしてよ💢」

今朝久しぶりに母に怒鳴ってしまった。

朝はディサービスへ行く時間を逆算して丁度良い時間に起こすのですが大体いつも６時位から起きて母は活発に動きます。

ディサービスに送りたくても早すぎるんだよね。

この時間から起きてしまうと送りたい時間には疲れて横になろうとしてしまう。

そのまま寝てしまい起きなかったら困るので騙し騙し何とか繋げてる。

でも今朝は自分から起きなかったんだ！つまり私の予定で行動が出来たょ。

よし！今が丁度いい時間だ！と起こしいつもの如く尿でビショビショになっているつなぎのパジャマと下着を脱がせズッシリ重たいオムツも外す。

温かいタオルで身体を拭き乾いたタオルで仕上げ。

背中、お尻、お股、太もも、、、

オムツは外した途端に尿がポタポタ落ちるので直ぐにパットを装着したリハビリパンツを履かせる。

トイレに行きたい素振りを見せたらトイレに誘導。

間に合わない時はそれでキャッチ。

今日はあまりにスムーズに事が運んだ朝だったので嬉しかったなぁ。

でも私は油断してしまったょ、、、

ディサービスに送る為に車を門の前に横付けして急いで家に入ると何となく嫌な予感がした。

母が畳の上で排泄排便をしている途中だったょ。

しまった！

と思ったと同時に、、、

母を怒鳴りつけ乍らトイレに連れて行きました。

全てがビショビショ。

しかも大きい方もしてしまったから、、、

私の気の緩みが原因なのに怒鳴ってしまった。

でもね直ぐには申し訳ないとはあまり思わなかったんだ。

私のズボンにも尿がつき「勘弁してよー」と思ったんだよね。

車中では施設に着くまで一言も話さない母でした。

いつもはずーっと喋り続けてるんだけどね。

怒鳴られて私の顔も鬼瓦みたいだったはずだから怖かったのかも。

でも母がディに行ってくれるから私は仕事に行けた。

なのでディから無事に帰宅して着替えさせている時に謝りました。

今朝は怒鳴ってごめんなさい。

家での食事ではこぼす、混ぜる、スプーンやお箸を何度持たせても手掴みで食べる。

食べた後の片付けは毎食本当に大変。

ディの職員さんは何も言わないけれどとても気になったので様子を知りたい旨を連絡帳に書きました。

丁寧に細かく返事を書いて下さった。

そして写真も撮ってくれました。

家とは全く違う様子に驚いたょ。

代わる代わる職員さんがお世話をして下さってるんだろうな、と感謝の気持ちしか湧きません。

家ではまず座って食べる事は殆どないんだ。

座ったり立ったり。歩いては立ったまま食べ又歩いて、、、の繰り返し。

ディでは朝一旦座った場所にまた居る事はやはり無い様だょ。

あちこち歩き転々としているらしい。

食事の時も座ってる席に配膳をして下さるけれど立ち上がり歩き回り転々とするらしい。

何とか母が座った所にお膳を置くと食べ始めるけれどまた歩き回るので職員さんが母のお膳のあるテーブルに連れ戻してくれている様だょ。

職員さんは言わないし濁らすけれど多分母の通うディサービスでは母以上に認知機能が衰えている利用者さんは居ないと思う。

今は週６日通っているので本当によく見て下さってると思うょ。

でもね今日の写真を眺めていると涙が浮かぶょ。

1人で食べてるんだなぁ。

あんなに人の中心に居ないと気が済まない母なのに。

本当に何も感じてないのかなぁ。

寂しいという感情も湧かなくなってるのかなぁ。

認知症の事を考えても意味が無い事は重々承知。

母がディサービスに通う事は間違いなく良い事。

今のペースで行けたら良いな。

途中自分のリフレッシュ時間は確保しつつ少しでも穏やかに介護生活が送れたら良いな。

縁起でもない事を時々思う事があるょ。

毎朝ディサービスに車で送る時ね日が差し込みポカポカと気持ちいいんだ。

母は機嫌よく母だけの世界で喋り続けケラケラ笑い時にウトウト。

このまま穏やかなまま、、、母は幸せなんじゃないかって。

お腹もいっぱい。

オムツもきれい。

気分もいい。

本当に縁起でもない事だけど。

反面教師の母でしたが母はどんな人生の締め括りをするんだろう。

きっと母は母のまま。

やっぱりね、と思う様な気がするけれど。

それを見届けられるのは私だけか。

母を守り続けた父はもう居ない。

母はひとりなんだな。

私しか居ないんだな。

訳の分からない認知症は本当に本当に本当に厄介ですが最後の最後まで側に居てあげたいと思うょ。

偉大な父は病院でひとりで逝った。

父が大切にした母をちゃんと父の元へ見送ってあげたいな。

今日ディから写真が貰えて本当に良かったと思うょ。