【介護】 採用で使える!見極め法! | 介護コンサル 船井総研 管野のブログ「モチベーション最強理論」

介護コンサル 船井総研 管野のブログ「モチベーション最強理論」

船井総合研究所の介護業界専門、シニア経営コンサルタント、管野好孝(かんのよしたか)が
◆介護事業経営者向け、または業界のリーダー職向けに
◆業界の成功事例、時流、ノウハウの提供を行っていきます。
事例やノウハウを吸収したい方にオススメ!
※更新は不定期

こんにちは!船井総研、介護コンサルの管野です。

昨日の記事「採用で使える!合同説明会攻略法!」に引き続き、採用の話です。


採用には3つのフェイズがあります。

1.母集団形成 (大量に集客する)
2.見極め・惹き付け (人財を見極める)
3.定着化 (人財を求心させる)

あなたの法人ではどこに苦戦していますか?

集客、人集め、母集団形成に苦戦している法人は昨日の記事を参考にしてください。

本日は、

・採用してもすぐにやめてしまう・・・
・採用してみたら、想像していた人と違った・・・
・明らかに、やる気がない人をとってしまった・・・

これらの悩みをお持ちの法人は「見極め・惹き付け」が十分にできていない可能性があります。

しっかり中身を見直して、良い人財を見極めていきましょう。

まず、上記なような失敗を繰り返してしまうケースにありがちなのは、こちらの人員体制に問題があるケースが多いです。

そもそも、採用を行うメンバーを一人で実施していませんか?

人間は、一人の判断が常に完璧、正解である!ということはまずもってありえません。

どんなにすばらしいことを成し遂げた偉人でも、失敗はするものです。

つまり、人を見極める際にも失敗、見極め不足は発生するものなのです。

何百人、何千人という数の面接をしてきた人ですら、失敗はします。

見極めには、良いところを見る目、悪いところを発見する目。

両方を見る目が必要です。

複眼的な見方で人財を見て、まずはダイヤの原石を見逃さないようにする。

それと同時に、自分の好き嫌いで、不採用決定しないようにする。

この二つをしっかり行うために、複数のメンバーで採用活動を行うことが大切です。


また、これは以前の記事「良い人財を採用する面接手法」でも紹介しましたが、しっかりとその人の素を見ることが大切です。

多くの人が、「緊張」して採用に望みます。

そして、多くの人が、「対策」を練ってきています。

そんな状態で採用試験を受けているわけですが、採用され、仕事をするようになったら対策もしないし、緊張もしなくなります。

つまり、採用試験の最中のその人は、その人の本来の姿ではないのです。

これを理解せずに採用試験を実施してしまうと、「思っていたのと違った・・・」ということになってしまうわけです。

そもそも、緊張は誰でもするものです。

また、緊張で素が出せなかったというのは、その人に責任があるわけではありません。

面接官が、緊張をさせているのです。

仮に面接が緊張しっぱなしでおわったとしたら、それを解きほぐせなかった面接官のスキル不足です。

大切なことは、緊張をほぐし、素を引っ張り出すということです。

まず、雑談などをして雰囲気を作ってあげましょう。



また、面接の中でその人の素が十分にわからなかったという場合は、法人によっては食事会などを実施するケースもあります。

夕食を一緒にすると、その人の食事の仕方から、躾(しつけ)、マナー、気遣い、そして、人間性まで見えてくるものがあります。

特に新卒採用などのシーンは比較的大人数を採用することになりますので、食事会を行うケースも多いですね。


どんな方法でもかまいません。

その人がどんな働き方をするのか?

面接や試験という非日常的な環境を壊し、その人の素を見さえすれば、ある程度見極めで失敗することも少なくなるでしょう。


明日の記事では、「惹き付け」についてご紹介いたします。

それでは本日はここまで!('-^*)/