私は仕事がら、色々な介護施設を回っています。
先日は非常に大きい200名定員のデイサービスにお邪魔して来ました。
もう、この規模だと、体育館です、はっきりいって。
また、利用者の管理方法も普通じゃムリなので管理方法も特殊。
送迎も30台スケールでやっているものだから、送迎ルートの組み方も普通のやり方では不可能ですね。
こういった、常識はずれのことに挑戦すると、「これまでのやり方」が通用しなくなります。
そうなって初めて、改善・進化しなれければ運用できない・・・という状況になっていきます。
その中で、今まであたり前だったやり方を変え、より効率的な動きができたり、生まれたりします。
今回みた中でいうと「記録のとり方」なんかが上げられます。
毎日、150人以上の食事、リハビリ、入浴の記録をとるのは至難・・・
人的ミスもでるでしょう・・・
という問題を解決するため、バーコード記録システム(?)を導入しました。
利用者の氏名をバーコードで読み、入浴のバーコードを読む。
これで、その利用者の入浴が記録されます。
このシステムの導入の結果、3人がかり丸一日かかっていた作業が、一人ですむように改善されました。
こんな事例のように、これまでのやり方が通用しないものへの挑戦!というのは「企業・人の進化」という意味で非常に効果がありますね。
という事で今日、少し考えていただきたいのが、次元の違うレベルに挑戦する!ということです。
巨大な施設をつくるのは投資もかかるので難しいですが、皆さんの身近に違う挑戦を見つけることは可能なはずです。
例えば・・・
介護度がどんどん回復していく施設!
あるいは、高齢者が運営側の半分業務を担う施設!
運営側が高齢者だけの施設!
家族も毎日利用してしまうデイサービス!
介護保険を活用しないで収益を出せるモデル!
(個人的にコレは介護業界の最高のモデルと考えています)
など。
常識はずれな挑戦でよいので、アイデアはでるはずです。
そのアイデアをどう実現させていくか?と考えることから新しいモデルが生まれます。
先にあげたデイサービスも、はじめは200名定員なんて成立しないと思っていたはずです。
200名定員を実現させる・・・という中から、効率が、運用方法が段階的に生まれていきました。
そして、挑戦を持ちながら働くことはやはりモチベーションにもなります。
できれば、経営者と現場の職員が共通して持てる「無謀な夢」を共有していきたいですね。
それでは、本日はここまで('-^*)/
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