中なる道 | Jさんブログ

Jさんブログ

ケアマネジャー受験対策講師育成ブログ (さくら福祉カレッジ )

このあいだ、妻とランチに行ったらさ。

配膳ロボットくんがいたんだよね。

なんか、音楽を奏でながら、器用に
通路を進んでいくの。

ぶつかることなく。

はじめてだったから、面白いなあと
おもって、見てたんだ。

そのお店にはウェイターさんもいて、
どっちかが配膳する仕組みのようで。

せっかくなら、今日はロボット君が
持ってきたらいいなって待ってたの。

そしたら、ロボット君がやってきて。

テーブルの前で止まった。

“どうぞ”といった内容の言葉を発して、
次に“完了”という表示が出た。

そしたら妻は、その完了をポチッと
押そうとするから、すかさず止めて。

いや、待ちなさい。

押したら立ち去る可能性もあるから、
まずは品物を取ってから押しなさい、
と。

うん。

案の定、押したら去っていった。

あぶないとこだったよ。

(笑)

さておき、ロボット君を作った人、
すごいね。

ドラえもんとまではいかないけど、
ぼくが子供の頃に比べたら、考え
つかないほど、進化した。

一つ、感じたのはさ。

人間がいない、ということ。

お店にロボットはいるけど、人は
いない。

コストは安いけど、温もりはない。

これをどう見るか。

考えるところだね。

もちろん、コストダウンはいい。

効率化はいい。

技術の進歩はいい。

同時に、雇用もいい。

温もりもいい。

滑って転んでガチャンと割るのも
いい。

(笑)

ロボットにないものが人にはある。

これをどうバランスするか。

極端な効率主義を否定し。

極端な人間主義を否定し。

中なる道を見つけていく。

これを考えることが大事かな。

父親もさ。

仕事パパと家庭パパと、あるよね。

二つの顔がある。

100%仕事パパっていうのは極端
だし。

100%家庭パパっていうのも極端。

その両極端を否定し、中なる道を
見つけていく。

ただ、この中なる道ってさ。

人によって、違うとおもうんだ。

“わたしは40対60です”というのが
正しい人もいるし。

“20対80です”っていうのが正解の
人もいる。

そこに個性の違いがある。

自分らしさの違いがある。

家族を愛し、仕事を愛し、個性を
愛す。

そうすると、自分らしさを認めた
自分の立ち位置が見えてくる。

中なる道が見えてくる。

その道を歩む。

そうして、バランスしていく。

今“これ”と定めた道も、明日には
変わっていることもある。

自分らしさも変化するし、周りも
変化するから。

だから、また、両極端を否定して、
新たな中なる道を見つけていく。

バランスしていく。

そういうものかもしれない。

経営というのもさ。

いろんな経営がある。

合理化につぐ合理化を図って利益
を出す。

最大利益を求める。

そして、出た利益をお布施する。

こういう道もある。

一方には仕事を通して人の成長を
実現しようという経営もある。

ロボットだと、低コストで効率的。

だけど、敢えて人を雇用し、その
仕事をしてもらう。

人の成長の道をつくる。

こういう経営もある。

どちらも、神仏への奉仕の道。

我のごとく偉大なるものとなれと
人類を創造した仏がいる。

その理念を実現するため、お役に
立ててくださいとお布施をする。

これも人間の尊い仕事の一面。

一方、人間が仕事を通して成長で
きるようにと雇用をつくる。

これも人間の尊い仕事の一面。

どちらにも正しさがある。

どこに自分は惹かれるか。

どこに自分は喜びを感じるか。

生きがいを感じるか。

自分らしさを認め、受け入れて、
その上に中なる道を見つける。

だから、中なる道は皆、ちがう。

それでいい。

皆違うが、皆同じ方向を目指して
いる。

無限界の慈悲。

無尽蔵の智慧。

限りない美しさ。

この上ない透明さ。

清らかで、明るくて、温かい。

神仏へと向かっていく。

さあ。

あなたの中なる道はどこだろう。

否定する両極端はなんだろう。

両極端に心を合わせる時、人は
苦しみを感じる。

この苦しみは、神仏とのズレ。

真理とのズレ。

このズレを修正すると苦しみは
消えていく。

ズレの修正とは、中なる道を
見つけること。

あなたらしい中なる道。

無限の向上を支える唯一なる道。

あなたの中道。

わたしの中道。

無限の中道。

いざ、ゆかん。

J