3つの分福 | Jさんブログ

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ケアマネジャー受験対策講師育成ブログ (さくら福祉カレッジ )

東京オリンピック。

世界中の選手たち。

皆、がんばっているようだね。

コロナパンデミックにあって、
大変な現実を抱えている選手
も、きっといるだろうけど。

思いを伏せてがんばっている。

応援したいね。

皆の健闘を祈りたいとおもう。

少し前にさ。

この東京オリンピックをめぐ
って、ある言葉が流行ったね。

流行語までいったのかな?

そう。

おもてなし。

お・も・て・な・し。

この言葉、ずいぶん使われて
いたね。

日本独特の文化なのかな。

このおもてなしの原点にはさ。

おすそわけの精神があるんだ
ろうとおもうの。

お・す・そ・わ・け。

(笑)

自分の元にやってきた物品を、
他の人にも分ける。

福を分ける。

この分福、おすそわけの精神
が日本では一般化されている。

そう言っていいかもしれない。

わたしの仲間もさ。

よくおすそ分けしてくれるの。

田舎から送ってきた農作物を、
これ、どうぞ、って。

持ってきてくれる。

ありがたいことだね。

実は、わたしには思い出すと
恥ずかしい経験があって。

未熟さが痛ましい経験がある。

今から20年ほど前だけど。

まだ二十歳くらいのころ。

その当時、結婚していた方の
実家から農作物が届いて。

当時の相手は、おすそわけの
精神で、隣近所に一つ、二つ、
あげようとしたことがあった。

だけど、そのとき。

わたしは止めたんだよね。

みっともないからやめなさい、
って。

一つの料理にふんだんに使え
るほどあるなら配るのもいい。

だけど、なす1本とか。

じゃがいも2個とか。

四人家族がもらっても仕方が
ないものを配るのは、むしろ、
むこうも迷惑だと。

そう言って、止めたことがあ
った。

あげるなら上等なものを沢山、
という見栄もあったのかな。

若くで結婚したからね。

人に可哀想に思われたくない、
同情されたくないという男の
変な意地があったのかも。

隣家から「これどうぞ」って
二十歳くらいの子がなす一本
持ってくる。

ふつうの大人は、なんとなく、
もの哀しい気がするじゃん。

(笑)

でも、その判断は、わたしの
間違いだね。

考えに深さがなかった。

ただの、み・え・っ・ぱ・り。

(笑)

小さな福なら、その分福も小
さなもの。

ただ、それでもいい。

福を分けようとおもう、その
気持ちが大切。

今はそれがよく分かる。

分福にはさ。

さまざまなものがあると思う。

田舎から送ってきた農作物だ
けでなく。

他にも考えられる。

きょうは大きく見てさ。

3つのことを紹介できたらと
おもうんだ。

3つの分福。

まず一つ目は、時間。

一日二十四時間。

これを全部自分や家族のこと
に使うのもいいけれど。

なるべく節約して一部を人の
ために使う。

そうした心がけだね。

同僚の仕事を手伝うというの
もいいし。

後輩を助けるのもいい。

友人が困りごとを抱えている
なら、それを助けるでもいい。

自分の時間の一部を、誰かに
おすそ分けする。

こうした分福があるね。

時間の分福。

そしてもう一つは、お金。

富の分福。

おかげ様で余裕のある収入を
確保できたなら、その一部を
他の人のために使う。

実家のためでもいいし。

親戚のためでもいい。

友人のためでもいいね。

地域、社会に還元してもいい。

豊かになるようにとねがって、
経済的な援助をおこなう。

富の分福。

最後の一つはさ。

人の紹介。

これは、縁の分福といっても
いいかな。

世の中には素晴らしい人って
たくさんいるね。

自分が運良く、そうした人と
巡り会えたとしたら。

人の良縁にも貢献していく。

そうした心がけを持つ。

男女の縁でもいい。

仕事の縁でもいい。

この人とこの人が繋がったら
お互い、いいんじゃないか。

お互い、喜ぶんじゃないか。

お互い、求めてるものが得ら
れるんじゃないか。

そう感じられる縁があるなら
積極的に仲人していく。

良縁を仲介する。

こうした意識も大事かもしれ
ない。

時間の分福。

富の分福。

縁の分福。

ちなみに、わたしがもっとも
関わっているのは、これらの
どれでもなくて。

(笑)

知識や知恵だね。

知の分福。

こうしたら、もっとしごとが
うまくいくんじゃないか。

こうしたら、もっとかぞくが
良くなるんじゃないか。

生活が、人生が豊かになるん
じゃないか。

そうした知識や知恵。

こういったものの一部を紹介
させてもらっている。

分福というのはさ。

基本的には、自分が豊かさを
持っているから、それを人に
与えられるわけだね。

なければ、与えられない。

分けるためには分けるだけの
余裕が要る。

まずは自己の確立が必要だね。

そして、その上で、独り占め
しないという思いやりの心を
持つ。

他の人の幸福を願う心。

利他の心を持つ。

自分に厳しく、人に優しく。

こういった精神だね。

世の中には笑顔になれなくて
辛い人もいる。

暗いことばかりを考える。

自分を明るくできない。

もし、自分が自分を明るくす
ることができたなら他の人を
明るくすることもやってみる。

自分の経験を生かして。

笑ってもらえるようなことを
おすそ分けする。

これも十分な分福だね。

人には個性があるから、その
数だけ分福の形もあると思う。

きょう話したことにかぎらず、
自分なりの分福を探求してい
くのもいいかもしれない。

勿論、福は天下の回りもの。

(笑)

分けた福は、めぐりめぐって
何倍にもなってあなたの元に
戻ってくる。

相手の幸福を純粋に願うなら、
きっとそのようになるはず。

あなたの福は地球を一周し。

わたしの福も地球を一周し。

だれかの福も地球を一周する。

みんなが実行すれば、地球は
福だらけの世界になる。

おもてなしの世界から。

ふくだらけの世界。

(笑)

3つの分福。

いい福を分けていきたいね。

J