ケアプランコンシェルジュ | Jさんブログ

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ケアマネジャー受験対策講師育成ブログ (さくら福祉カレッジ )

いま、下の娘は保育園に通っているけどさ。

きのう、妻から聞いた話では、これから
保育園は無償化するということで。

来年度か再来年度かは分からないけれど、
近い将来にそうなることが決まっている
らしいんだ。

妻はそれを喜んでいたけどさ。

わたしには、これはそうカンタンに喜んで
いいものにも見えなくて。

質の担保をどうするかということについて
考えなきゃいけないんじゃないかとおもう
ところもあるね。

おそらく、ひずみが起きてくると思うよ。

真理の法則から見て、基本的にどんなもの
にも代償の法則というものが働く。

出したものと返ってくるものは見合う。

だから次第に、0円の対価に見合う、0円の
価値が返ってくるような方向に動いていく。

質が落ちていく。

職員の質然り、サービスの質然り。

これをどうするかだね。

親はただ預かって欲しいというだけでなく、
子供の安心安全、教育、成長、笑顔という
付加価値も求めている。

このニーズとの突合だね。

ここを考える視点がいる。

わたし、子供の頃、塾に通っていたけどさ。

塾って勉強するところだよね。

でも学校も勉強するところだよね。

これ、2つ要るかい?って視点もあるわけだね。

塾は高額で、高価値の教育を提供をする。

きめ細やかに指導し、生徒の学力を上げる。

学校は義務だから、行かなくてはいけない。

その代わり、無償。

ただ無償といえど、時間的拘束のある学校に
行って、成績が全く伸びないというんじゃさ。

その存在意義を問われることになるよね。

要るかい?学校、って。

また、学費は無償といっても実際の学校運営
自体には様々な費用がかかるわけで。

それを負担している国民がいるんだよね。

無価値と言っては身も蓋もないだろうけど、
成績は上がらない上に時間的拘束はあると
いう学校に、お金を払うのはいやだという
国民も一定数、出てくる。

信仰教育を否定している現在のシステムじゃ、
まして、そういうことはあるだろうね。

無償化や低額化というのは、質が担保され、
中身が伴った上でやるのはいいと思うよ。

ただ、それは現実にはなかなか難しくて。

そういった見通しがないうえでやったなら
形骸化していくだけになる。

ここを考えないといけないね。

いま、高齢者のケアプランを立てているのは
ケアマネさん。

フォーマルサービスとしてのケアマネジメント。

これはいわば義務教育の学校のようなもの。

介護保険制度を使ってのものだから、できる
ことにも限りがある。

やってあげたいことでも、やってあげられない
現実がある。

ここに塾のような発想を取り入れていくことも
ある意味では重要かもしれないね。

インフォーマルとしてのプロフェッショナル。

高価値高価格のケアマネジメント。

漫画の世界だけど、ブラックジャックのような
感じかな。

高いんだけど、腕は超一流。

それを払ってでも是非とも、と願うひとたちの
ニーズに応えているわけだね。

あの医療界のブラックジャックのような存在は、
今の介護界にはいないような気がするね。

個人としてのブラックジャック、組織としての
塾のような存在。

他の業界にはたくさんあるよ、そういうもの。

高価値高価格の商品やサービス。

もちろん、ニーズは人それぞれだから、中価値
中価格のものもあっていいし、低価値低価格の
ものもあっていい。

自然と市場原理が働いて、ニーズを満たすものが
生まれてくるものなんだけどさ。

行政が制度や規制で枠を固めた場合、この自然
原理が歪んでしまう。

必要なものが生まれなくなってくる。

ここをなんとかしなきゃいけないね。

制度上のケアマネジャーもいいけど、ケアプラン
コンシェルジュみたいな超一流のプロがいてもいい。

制度、心理、健康、様々なことに長けているプロ。

個人で難しければ、チームで応えるということも
できる。

今日本には1700兆円の預貯金があるといわれて
いるけど、その8割は高齢者が持っていて。

使い道がなくて眠らせている。

ここに高価値のものを提供できる商業があれば、
経済も活性化していくだろうね。

セーフティネットとしての価値があるものには
付加価値サービスとしてニーズがあるものも多い。

医療保険もセーフティネットのひとつだけど、
内科や皮膚科で高いお金を払いたい人は少ない。

だけど、二重や脂肪吸引のためには美容外科で
何十万円、何百万円払うことも厭わない。

好んで、望んで、喜んで払う。

そういう高価値高価格のサービスを求めるニーズは
あるわけだね。

豊かさを人は求めている。

そういうニーズがあることも理解した上で仕事を
見ていくと、また違った発想で商品やサービスが
生まれてくるかもしれない。

安さを「良し」と思っていると、気が付いたら
みんなが貧しい状況になってたりする。

提供する側も、享受する側も。

その発想じゃ豊かさが伸びていかないからさ。

高価値高価格の視点、発想も取り入れていくと
いいかもしれないね。

何か参考になったなら幸いです。

J