利用者様の支援に「困難」という言葉は使ってはいけないのですが

特定事業所加算算定(報酬の単価が上がる)要件の中には

包括支援センターからの困難ケースの受入を拒否してはいけない

 

というのが、記載あるほど困難ケースは実在する。

どんなケースが困難かは、個人の能力によって異なる。

 

困難は事例が困難なのではなく

個人の能力が低いから困難にしてしまう

困ったケアマネがいるのも事実と思われる

 

確実に困難ケースとは

 

お金がない

 

お金がないのは、介護の問題ではなく、個人ですあせる

まぁ~それでも要介護なので・・・

 

何とかしなくてはいけないのだが

お金がないから何もできないと言われると手出しが出来ない

 

マネーリテラシーが低いと言われる日本人

厚生年金であれば何とかとも思うが、国民年金のみでは

月5万でどう生活すれば!?

 

と、誰もが逃げ出したくなる

 

しかし、出来ませんと言えないのでなんとかする。

これも、基本であるアセスメント

 

お金がない原因を突き止める

まずは、収入

厚生年金、国民年金、個人年金、家族からの支援等々

 

え~

なんでこんなに年金貰っているのにお金がないの!?

実は、お金はあるのだが、使ってしまうのが不安と言う事で使いたくないからないと言っている人もいる。

ペットにお金をかけて、自分の生活費がないとか

実は、

学校に通えず、算数が出来ない為、家計の計算が出来なかった

という実際にあってびっくりしたケースも

 

 

 

ない

 

という、言葉ではなく

 

なぜないのか

 

の視点が大事

 

収入が少なければ、医療費や高額療養などで帰ってくるとわかれば安心とか

施設利用料の減額の措置とか

奥の手は、生活保護の相談とか

 

収入はあるが、浪費している場合

これは厄介

 

ファイナンシャルプランナー(FP)として、困っているからと相談に来て頂ければ改善する意思があるので良いのですが

見直す気もなく、何とかしてよと言われても、自分では改善する気がないとか

 

介護の場合、困っているけど何とかしてくれると思っている方も多く

若しくは、ほっといてと言う方も中に入るのだけど

 

とりあえず、困っていれば話を聞く

お金についても細かく精査する

提案はするが、やるもやらないも本人の自由

 

そこには、出来る限り、これならやってもいいと思えるような提案

FPの知識より、主婦のやりくり上手的な感覚が必要です

 

 

時には、困って助けて欲しいと言って来るまで待つという時も

 

お金の使い道は自由

自分の責任です

生活保護の方が、パチンコしていようと、たばこ吸っていようと

その使い道の指導は出来ません

 

その方が、生活できるように必要なお手伝い

 

見守り、その方が困った時

聞く耳を持ってくれた時

 

「〇〇な方法ありますよ」

「△△した方がいいんじゃない」

 

と、ささやき、やりたいと思ってくれるまで待つ

動く時には、迅速に

経済的困窮は、命に直結することもあるので行政などと連携し

すぐに対応できるよう段取りをしておくことも重要です。

 

 

 

経済的困窮の支援の場合

・お金の収入と支出を正確に把握する

・やる気になる施策の提案

・困るまで待つ

・助けが来たら迅速な対応

・そのために行政との段取り

 

そう、経済的困窮の場合も

ケアマネの基本

アセスメントの深堀り

相手がその気になるまで待つ

何度も提案する

 

手間を掛ければ、対応できる

お金のことに口を出されたくない方が多い

お金の事情を知られたくない方が多い

 

それでも、口を出されても良いと思われるように

信頼関係構築

 

日頃の真摯な対応、態度が最後には

物を言う