愛知　白鳥庭園【白鳥おもてなし茶席】　by　ねこ

名古屋市熱田区の白鳥庭園は、
このたび開園33周年を迎えました〜！

白鳥庭園は、敷地面積約3.7ヘクタールと名古屋市内最大級の規模を誇る日本庭園として、
平成3年（1991年）4月14日に開園しました。
中部地方の地形をモチーフに、築山を「御嶽山」、
そこからの水の流れを「木曽川」、
流れの水が注ぎ込む池を「伊勢湾」に見立て、
源流から大海までの "水の物語" をテーマにした池泉回遊式日本庭園です。
（白鳥庭園のパンフレットより）

正門

まず、このお庭は
1989年（平成元年）の世界デザイン博覧会で
「日本庭園」としてお披露目されました。

当時、庭園部分は整備途中でしたが、
茶室・清羽亭は完成していて、
広間の、廊下側の席でお茶とお菓子をいただいたのを
今でも覚えてます。
（写真がなくて残念

）

そういえば、デザイン博の会場にあった、
高さ135m、
展望デッキの高さ100mの回転展望タワーの
パロマタワー。

パロマタワー（1989年撮影）

パロマタワーとポッカライナー

このタワーは、現在の園内の
芝生広場の場所に建っていたそう。

そして、博覧会終了後も庭園の整備は続き、
1991年（平成3年）4月14日に
「白鳥庭園」として開園したのでした

園内マップ

で。
この日、なぜこちらに来たかといいますと、
白鳥おもてなし茶席
（開園日を記念した無料呈茶。先着200名様）
があるからなのです！

受付で予約を済ませ、
時間まで、いつものように園内を散策〜

青もみじが美しい。

牡丹が美しい。

梅林ゾーンに植えられている十月桜も
すくすくと育ってます。

雄滝と雌滝。

この日の最高気温は25.5℃で、
日陰の水辺は心地よかったぁ〜

苔むした小径。

見頃を過ぎていたけど、
リキュウバイ（利休梅）も美しい。

池でコサギさんとカモさん発見！

くすのき橋から徳川橋を望む。
青もみじが美しい。

茶室・清羽亭。

野点傘を見るとテンション上がる〜

では、そろそろお席のほうへ……

この日は、広間で
『郡上本染展』が開かれてました

（詳しくは↑こちらをご覧ください）

立礼席（椅子席）の濡れ縁から
茶室・汲江軒（きゅうこうけん）を望む。
野点傘を見るとテンション上がる〜・その2

今、白鳥庭園になっている場所は、
江戸時代は、すぐ近くを流れる堀川から水路を引いてつくられた船着場で、大きな池があり、
昭和にかけて水中貯木場として使われていたそうです。
1959年（昭和34年）、この地方を伊勢湾台風が襲ったとき、
高潮で名古屋市内各所の貯木場の木材が市街地に流され、
多くの民家が破壊される被害が出たのですが、
白鳥の貯木場はまったくの無傷で、
与えた被害もゼロだったそう。
その後、大きな貯木施設が市外にできたのと、
輸入材の需要が増えて国産の木材の流通が減少した等で、
白鳥の貯木場の池は埋め立てられ、
そこに公園と、その公園の中に日本庭園をつくることになった……
そして日本庭園をつくるにあたり、
かつてここに池（水）があったことを忘れないため、
水をテーマにした庭園にしよう、となった……

というような話を伺いながら、
お茶をいただきました。