神戸ファッション美術館
『日本の切り絵 7人のミューズ』(2023-24年)

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10月に続き、
11月も神戸ファッション美術館(東灘区)へキラキラ

六甲アイランドにある、
ファッションをテーマにした日本初の美術館です。
(名誉館長はコシノヒロコさん)

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どう見ても第一種接近遭遇だわねタラー


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ただいまこちらで開かれているのは、
日本の伝統文化、切り絵 の展覧会ハサミ

今回は作品の写真撮影NGでしたが、
7名の作家さんによる繊細で多彩な現代の切り絵を
ポストカードの画像でどうぞ〜〜ニコニコ
(展示総数105点)


スター 蒼山日菜(あおやま・ひな)
神奈川県出身。
刃先の小さなハサミだけで折り紙の厚さの特殊紙を、まるで手芸のレース編みのように(レース切り絵は蒼山の造語)切り抜いた作品を発表。

《Olympic1》
2021年 40×59
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代表作の《Voltaire》(2009年)は18世紀フランスの哲学者ヴォルテールの小説の一節を題材としたもの。0.03mmほどの毛髪より細い曲線、それぞれのワードに施された模様など究極の技で切り抜いた作品。1行半に5時間を費やした全行30行以上を誇る大作。
★《Voltaire》(別バージョン)の画像はこちら →
(岩崎電気株式会社のサイト)

この別バージョンは全21行で、
実際の展示作品はこれ以上に素晴らしいのです!


スター SouMa(そうま)
島根県出身。
切り絵の概念を超えた立体的・重層的・精緻で繊細な作品。
すべての作品が、まさに貼り合わせでなく繋がった1枚の紙から創作される限界に挑戦している。

《鼓動》
2019年 121×105
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《樹齢640年》
2017年 79×67
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《枝垂れ玉花》
2021年 18×18×30
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2016年の『神の手・ニッポン展』で作品に出合いました。
ほとんど下書きをしないで制作しているのにも驚き!


スター 筑紫ゆうな(ちくし・ゆうな)
沖縄生まれ東京育ち。
多くのパーツを丹念に切り取り、かたどり、絵具やパステルで着彩を施し、丁寧に貼り合わせて作品を組み立てていく。特に様々な植物や葉脈、サーカスのテントのような構造物、そしてそれぞれの性格を感じさせる擬人化された動物たちなどをモチーフにして、ユーモラスで少し不思議な世界観を醸成している。

《無題》
2019年 105×73
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《無題》
2021年 82×39
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スター 切り剣Masayo(きりけん・まさよ)
千葉県出身。
「生き物を無表情に表現する」ことにこだわり、真っ直ぐな凛とした目線を通じて、自然界に生きる彼らの淡々とした生き方を表現することを目指している。

《昂然(孔雀)》
2019年 98×74
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スター 福井利佐(ふくい・りさ)
静岡県出身。
「切り絵手法はグラフィック的表現の一つとしてメッセージ性の強いもの」と位置付け、高度のデッサン力に裏打ちされた精緻な曲線描写と大胆な構図で、圧倒されるような、生命力のある世界を描き、力強い作品を多く発表している。

《Formative experience》
2018年 55×47.5
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今回、展示はなかったけれど、
宝生和英さんが宝生流二十世宗家襲名直後に発足した個人能演会「和の会」、
その能楽公演のメインビジュアルとなった、こちらの作品↓も素晴らしい!

《羽衣 HAGOROMO》
2009年
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スター 松原真紀(まつばら・まき)
福岡県八女市出身。
モチーフは季節の草花や動物で、1枚の紙からデザインナイフで切り出すことが原則の制作スタイル。福岡県伝統工芸品の八女手漉き和紙だけにこだわる。「見る人にストーリーを感じさせる絵を作っていきたい」と語る。

《世界》
2021年 132×91
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スター 柳沢京子(やなぎさわ・きょうこ)
長野県出身。
日本古来の渋紙(和紙を柿渋で加工した紙)を用いた切り絵作家の第一人者。50年余り切り絵一筋で制作。
工程は、一面をアクリル絵具で黒くした渋紙に下書きし、デザインカッター1本で切り進む。それを背景となる和紙で表具仕上げ。時にはその和紙に色を差し表具する工程が基本。

《満月だよ「黄」より》
2016年 73.5×107
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《ギュー、して。「母子像」より》
2021年 74×74
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いや〜、作品に大接近してガン見してたら目が痛くなったタラー
こう見えてもワタクシ、高校の文化祭では色紙に点描画を描いて販売したり、
20代の頃は0.05mmのロットリングでイラスト描いたりしてたのです。
が、そのせいか(?)
30代で老眼になり、無理がきかなくなりました…
みなさんも、くれぐれも目はお大事に!!

それでは、
同じく神戸ファッション美術館で開かれている、
『フェリシモ クリスマスアーカイブス コレクション展とハッピートイズおひろめ展示』(長い…)
の記事に続きまーすニコニコ
(すでにUPしています。「次の記事へ」をご覧ください)


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『日本の切り絵 7人のミューズ』
◆2023年11月18日(土)-2024年1月28日(日)
 神戸ファッション美術館
(神戸が最終会場です)
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神戸ファッション美術館 →
(神戸市東灘区向洋町中2-9-1)

【日本の切り絵 7人のミューズ@神戸ファッション美術館】


動画の冒頭に、
蒼山日菜さんの《Voltaire》が登場しますよ!グッ

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