愛知 岡崎市美術博物館
『岩合光昭写真展「どうぶつ家族/ねこ科」』(2021年)

風景写真 カメラ1


ねこは野生動物だ。(岩合光昭)

岩合さんの数ある写真展のなかで、
初の「屋外展示型」の展覧会(観覧無料)です。
札幌、大分と回って、今回、本州初開催だそう。


美術館のまわりの公園に、
ネコ科動物の大型写真パネルが65点並んでますよ音符

風景写真 レンズ1


風景写真 レンズ2


章立てはなく、作品はすべて撮影OKカメラグッ

風景写真 レンズ3


風景写真 レンズ4


風景写真 レンズ5

ただ、こちら↑の展示は、
奥にある作品が遠くて、ちょっと見づらかったタラー
望遠レンズじゃないと写真もうまく撮れないしタラー
(一番奥の白いオブジェが一番気になる…)


「ねこ科」のほうは、展示作品のリストに
岩合さんの解説が全作品分載ってました。

で、この作品リストに掲載されている
「展覧会担当者からのお願い」の文章が、
これまた素敵なのです。

○みんながゆっくり楽しんで見られるよう、ゆずり合ってご覧いただけたら嬉しいです。

○思い思いにご覧ください。座ったり寝そべって見ると、また違った見え方を発見できるかもしれません。
でもあまり変な見方をしていると、あなたも少し違った見られ方をしてしまうかもしれませんのでほどほどに。

○ここのどうぶつたちはカメラを向けられるのが大好きです。ドンドン写真を撮って、ドシドシみんなに紹介してください。

○作品にはお手をふれないようお願いします。

○足もダメです。どうぶつたちが悲しみます。私も悲しいです。

○どうぶつたちがどんなに可愛くても、連れて帰らないでください。もう二度と岡崎に来てくれなくなります。

○作品だけでなく、自然も一緒にお楽しみください。風に揺れる木々、草のにおい、雨の音。
どうぶつたちを通して、普段なら気にもしないような自然の声にも耳を傾けてみてください。


ね、なかなか秀逸でしょキラキラグッ


それでは、写りが良くないものもあるけど、
展示作品の一部をどうぞ〜ウインク


岩合光昭
イエネコ
イタリア・エルバ島
風景写真 レンズ1

キャッツアイ。明るさを調整するため瞳孔の大きさを変える進化を選びます。


岩合光昭
イエネコ
ノルウェー・アルタ郊外
風景写真 レンズ2

ノルウェーの森に続く牧場で暮らしています。


岩合光昭
イエネコ
ノルウェー・アルタ郊外
風景写真 レンズ4

足場を確かめ、匂いを確かめ、それから舌を出します。


岩合光昭
イエネコ
インドネシア・バリ島
風景写真 レンズ5

着地点を見定め、川を渡ります。


岩合光昭
イエネコ
ノルウェー・アルタ郊外
風景写真 レンズ8

森の朝は気配に満ちています。


岩合光昭
イエネコ
ノルウェー・アルタ郊外
風景写真 レンズ9

草丈の高いところでは、立ち上がり確かめます。


岩合光昭
イエネコ
ノルウェー・アルタ郊外
風景写真 レンズ10

心地良いのか、動かなくなります。


岩合光昭
イエネコ
沖縄県・竹富島
風景写真 レンズ3

身構えたオスが、やって来たメスの背を乗り越えます。


岩合光昭
イエネコ
沖縄県・竹富島
風景写真 レンズ4

雨宿り。雨音に耳を立て、雨垂れに目を向けます。


岩合光昭
イエネコ
ハワイ・オアフ島
風景写真 レンズ5

木に登り、一瞬、空(くう)を眺めます。


岩合光昭
イエネコ
ハワイ・ハワイ島
風景写真 レンズ7

溶岩台地に映える白い足先です。
ブーツ、良い名だね。



岩合光昭
イエネコ
ペルー・クスコ郊外
風景写真 レンズ2

穏やかな朝の牧場、最短のルートを選びます。


岩合光昭
イエネコ
ペルー・クスコ郊外
風景写真 レンズ3

強いか弱いか、アルパカの大きさでは判断しません。


岩合光昭
イエネコ
フランス・プロヴァンス
風景写真 レンズ4

寄らば大樹の陰、ですか。


岩合光昭
イエネコ
神奈川県・逗子市
風景写真 レンズ7

何ごとにも身構える幼さです。


岩合光昭
イエネコ
神奈川県・逗子市
風景写真 レンズ8

子ネコは全身の力を抜き母親に運ばれます。


岩合光昭
イエネコ
イタリア・アッシジ
風景写真 レンズ9

傾斜でのストレッチ。この後、滑り落ちます。


岩合光昭
イエネコ
東京都・武蔵野市
風景写真 レンズ10

バランス感覚を磨きます。


岩合光昭
イエネコ
青森県・板柳町
風景写真 レンズ1

リンゴ農園のクローバー畑も子ネコの背では森のよう。冒険探検出発です。


岩合光昭
チーター
タンザニア・セレンゲティ国立公園
風景写真 レンズ10

激しい雨、体力を消耗しないよう動きません。


岩合光昭
チーター
タンザニア・セレンゲティ国立公園
風景写真 レンズ1

光の刺激に戸惑う生後1ヶ月ほどの子です。


岩合光昭
サーバル
ダンザニア・ンゴロンゴロ自然保護区
風景写真 レンズ10

耳、背、尻尾、全身をまっすぐに伸ばし獲物に集中します。


岩合光昭
ホワイトライオン
南アフリカ・サンボナ動物保護区
風景写真 レンズ9

ジャブラニと名付けられたオス。ズールー語でBe Happy、幸せになるという意味です。


岩合光昭
ベンガルトラ
インド・カーナ国立公園
風景写真 レンズ3

魅力的な匂いがするのでしょう、ゴロンゴロンを繰り返します。


風景写真 レンズ6


風景写真 レンズ7


風景写真 レンズ8


イエネコの作品とそれ以外のネコ科動物の作品(ライオン、チーター、ジャガー、トラetc…)の数は半々なんですが、
個人的な好みでイエネコをたくさん載せちゃいました!ピンクハート


このあと、もう1か所立ち寄った場所があるので、
また紹介しますねウインク


『岩合光昭写真展「どうぶつ家族/ねこ科」』
◆2021年4月3日(土)-5月16日(日)
 岡崎市美術博物館(愛知)
・Instagram →
・「ねこ科」展覧会サイト →〔観覧無料〕

・岩合光昭オフィシャルサイト →
・Twitter →


岡崎市美術博物館 →
(愛知県岡崎市高隆寺町字峠1)

・テーマ「写真」の記事一覧 →