名古屋 松坂屋美術館
『マルク・シャガール展 ~油彩・版画・タピスリー~』(2012年)



『シャガール展 2012 愛の物語』(京都文化博物館)
『マルク・シャガール―愛をめぐる追想』(岐阜県美術館)……

ほかにもあるのかな?
「生誕125周年」だからなのか(?)、
複数の『シャガール展』が国内を巡回中~音符


ただいま名古屋で開かれてるのは、「聖書」「サーカス」「花束」「恋人たち」…といったおなじみのテーマによる油彩画とリトグラフ、そしてタピスリー(タペストリー)を紹介するものです。
(全6章、展示総数52点+資料1点)


で、タピスリーと言えば! 
以前、シャガールと製織家イヴェット・コキール=プランス(1928-2005)の「いい仕事」を拝見しましたピンクハート
今回も彼女の作品が展示されると知り、
シャガールの原画よりもタピスリー目当てで出かけたワタシですパンチ!パンチ!

はい、やっぱものすごい再現力でしたよー!キラキラ


マルク・シャガール/イヴェット・コキール=プランス
《アルルカン》(部分)
タピスリー 1993年 317×525
個人蔵


マルク・シャガール/イヴェット・コキール=プランス
《モーゼ》
タピスリー 1973年 320×235
個人蔵


描線の重厚さ・軽快さといい、色の滲み具合といい、
なんでこんなに原作に忠実に織れるのー?!と、ただただびっくり目
織り目自体はそれほど細かくはないのに、
遠目で見ると、原作か織物か、もう区別がつきませぬポーン


マルク・シャガール/イヴェット・コキール=プランス
《サーカス Ⅰ》
タピスリー 1970年 238×200
個人蔵


マルク・シャガール/イヴェット・コキール=プランス
《ダンス》(部分)
タピスリー 1997年 261×200
個人蔵


マルク・シャガール/イヴェット・コキール=プランス
《創造》(部分)
タピスリー 1971年 255×187
個人蔵


マルク・シャガール/イヴェット・コキール=プランス
《青と黄色の横顔》
タピスリー 1973年 181×133
個人蔵


マルク・シャガール/イヴェット・コキール=プランス
《赤い雄鶏》
タピスリー 1991年 315×380
個人蔵


ポストカードではこのすごさが伝わらないから、
もどかしいわ~えーん

タピスリー全16点のうち、10点はシャガールの原作とセットで展示されてます。
ぜひ会場で実物をご覧になって、たまげてくださいねグッ


また、シャガールの作品では、こちらがお気に入りキラキラ


マルク・シャガール
《「雄鶏と恋人たち」のためのエスキース》
キャンバスに油彩 1950年 22×26.5
AOKIホールディングス


マルク・シャガール
《アトリエの窓》
キャンバスに油彩 1976年 92×73
AOKIホールディングス


マルク・シャガール
《赤い背景の花》
キャンバスに油彩 1970年 124.5×113
AOKIホールディングス

むう~~、《赤い背景の花》の真っ赤な画面のインパクトは、
先日見たマティスの《赤い部屋》に負けてないぞっ!グッ


『マルク・シャガール展 ~油彩・版画・タピスリー~』
◆2012年9月8日(土)-10月14日(日)
 松坂屋美術館(名古屋)
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松坂屋美術館 →
(名古屋市中区栄3-16-1 松坂屋名古屋店 南館7階)

【マルク・シャガール作品集】


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