【一枚の絵・8】

愛知県文化会館美術館
『いわさきちひろ展』(1990年)より
いわさきちひろ
《雪の日に訪ねてきた娘》(『つるのおんがえし』より)
1966年 35.6×48.3

風景写真 カメラ1


さて、今回はアカデミックな分野を離れて童画・さし絵の世界に挑戦してみましたっ。

これは、絵本『つるのおんがえし』の中のさし絵なんですが、実は5月の初めに姫路の方で開催されていたときに、同人誌サークルのHちゃんが「この絵が好きですドキドキ」って絵ハガキを送ってくれたのです。
で、わたしも、やっぱりこの絵が一番気に入ってしまいましたとさ。

なにしろ、バックの「青」がとってもステキなんです。
女のコもかわゆい。目の描き方が、前にご紹介したマリー・ローランサンとよく似てたりもするのですが、こちらはひたすら、ふんわりしていてかわゆいドキドキのです。

素描っぽい作品もたくさんあったけれど、わたしはこういう絵本のさし絵の方が好きですネ。
とにもかくにも心底、子どもが好きじゃないと、こーんな愛くるしい作品は描けるもんではありませんよ…。
(1990年7月)


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(長野県北安曇郡松川村西原3358-24)


【2008年・追記】
で、今回の「ニ押し」ですキラキラ

いわさきちひろ
《バラ飾りのついた帽子の少女》
1971年 35.8×24
風景写真 レンズ1


物語の絵や絵本のさし絵もどうぞキラキラ
(ポストカードのため原画のサイズとは異なります)

いわさきちひろ
《アルプスの少女》
1961年 24.1×17.9
風景写真 レンズ2


いわさきちひろ
《マッチうりの少女》
1964年 18.2×19.7
風景写真 レンズ3


いわさきちひろ
《すずの兵隊》
1964年 20.2×17.2
風景写真 レンズ4


いわさきちひろ
《おやゆびひめ》(『おはなしアンデルセン』より)
1965年 35.5×26.3
風景写真 レンズ5


いわさきちひろ
《小公女》
1965年 18.2×13.6
風景写真 レンズ6


いわさきちひろ
《王子を想う人魚姫》(『にんぎょひめ』より)
1967年 38.5×48.3
風景写真 レンズ7


いわさきちひろ
《おどるカーレン》(『あかいくつ』より)
1968年 35.8×48.4
風景写真 レンズ8


いわさきちひろ
《カーテンにかくれる子》(『あめのひのおるすばん』より)
1968年 30.1×59.8
風景写真 レンズ9


【ちひろ美術館・東京】


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