【一枚の絵・42】

名古屋 松坂屋美術館
『アルフォンス・ミュシャ展』(1992年)より
アルフォンス・ミュシャ
《音楽》(連作「四芸術」より)
カラーリトグラフ
1898年 57×34



この「一枚の絵」シリーズでミュシャの作品を紹介するのは、これで3度目ドキドキ  
そうです、わたしは知る人ぞ知る、ミュシャの大々々々ファン!なのです。

今からちょうど10年前(1982年)、たまたま観に行った『プラハ国立美術館秘蔵名画展・Ⅱ』(奈良県立美術館)で彼の作品のとりこになりまして、89年の個人展で再会。
岐阜、浜松、神戸と毎年1回追っかけをして、4年目の今年にいたっております。

さて、今回の名古屋展はいままでの展覧会とは趣を変え、「パリ時代のミュシャ」をクローズ・アップしたものです。
油彩は出展されず、ほとんど刷り物関係。
愛しの「マドンナ」(《百合の聖母》)に会えなかったのは残念だけど、その代わり、いままで観られなかった作品がありました!

この《音楽》は、シリーズもののひとつなのですが、鉛筆と水彩で描かれた下絵(というか習作というか)しか観たことがなかったんですワ汗
今回、初めて完成品にお目にかかれて本当に嬉しいドキドキ
ちなみにこの女性、下絵では何も身に付けてなかったんですよ…。
(えっ、そっちの方がいいって? 困ったなぁ汗
(1992年1月)


『アルフォンス・ミュシャ展』
◆1992年1月4日(土)-21日(火)
 松坂屋美術館(名古屋)
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松坂屋美術館 →
(名古屋市中区栄3-16-1 松坂屋名古屋店 南館7階)


【2011年・追記】
はい、こちらがその下絵ですよー音譜

アルフォンス・ミュシャ
《音楽》(連作「四芸術」より)
紙に鉛筆、水彩
1898年 56×34.6
音楽2


そのほかの展示作品ですキラキラ

アルフォンス・ミュシャ
《椿姫》
カラーリトグラフ
1896年 207×76


アルフォンス・ミュシャ
《F.シャンプノワ印刷出版社》
カラーリトグラフ
1897年 72×55


アルフォンス・ミュシャ
《黄昏》
カラーリトグラフ
1899年 60×99


アルフォンス・ミュシャ
《トパーズ》(連作「四つの宝石」より)
カラーリトグラフ
1900年 110×48


アルフォンス・ミュシャ
《ルビー》(連作「四つの宝石」より)
カラーリトグラフ
1900年 110×48


アルフォンス・ミュシャ
《アメジスト》(連作「四つの宝石」より)
カラーリトグラフ
1900年 110×48


アルフォンス・ミュシャ
《エメラルド》(連作「四つの宝石」より)
カラーリトグラフ
1900年 110×48


アルフォンス・ミュシャ
《崖に咲くヒース》
カラーリトグラフ
1902年 74×35


アルフォンス・ミュシャ
《浜辺のアザミ》
カラーリトグラフ
1902年 74×35


アルフォンス・ミュシャ
《ルフェーヴル=ユティル(サラ・ベルナール)》
カラーリトグラフ
1903年 70×51


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