そごう神戸店
『岩合光昭写真展「ねこ歩き」』(2015年)



新潮文庫刊の岩合さんの猫の本は全部揃えてるんだけど、
写真展には出かけたことがないワタシタラー
(というか、不覚にも見逃している…ショボーン
今回の「ねこ歩き」も、1月に名古屋に来ていたのにまったく気づかず、慌てて帰省先で見た次第タラータラー

展示構成は、
1 世界を歩く
2 日本を歩く―四季のネコたち
3 わが家のネコたち―寝食をともに
となってます。


海外の猫も日本の猫も、ルックスは変わりませんあしあと
気ままなところも変わりませんあしあと
お気に入り作品のポストカードと、
岩合さんの解説をどうぞピンクハート


岩合光昭
ミコノス島/ギリシャ

匂い付け。たゆみない努力です。


岩合光昭
アグリジェント/イタリア

子ネコのときの交通事故で
歯をなくしたコッコリーノです。



岩合光昭
イスタンブール/トルコ

「グリ」と呼ばれています。
トルコ語で灰色という意味だそうです。



岩合光昭
マラケシ/モロッコ

オレンジジュースの
屋台の下で育っています。



岩合光昭
ハバナ/キューバ

迷子の子ネコにオスが近づいて
舐めてやっています。



岩合光昭
太宰府市/福岡県

天衣無縫というのでしょうか。


岩合光昭
青森市/青森県
1

まだ降り止まぬ。

こちらは同じ場所で撮られた別のにゃんこ。

0

 豪雪地帯、青森。津軽には七つの雪があると、太宰治が書いています。こな雪、つぶ雪、わた雪、みず雪、かた雪、ざらめ雪、こおり雪。
 漁港の作業小屋で暮らすネコたちに会いに行きます。冬の港は雪かきで集めた雪を、海へと投げる場所。思っていた以上に、車が行き来します。雪が降っているので、ネコは小屋から出てこないだろうと思っていたのですが、午後になると、たくましく雪をかき分けて、海のそばまでやってきました。優しいヒトが来る時間。小屋の中で、せめて小屋の前で待っていればいいのに、駐車場から見えやすい海のそばまできて、降雪の中、待つのです。港で羽を休めるハクチョウたちも、同じヒトを待っていました。
 優しいヒトは、ハクチョウが食べてもいいサカナ屑などを、台所から持ってきてくれるのです。ネコたちにはキャットフードを。優しいヒトが近づいてきたことを、ネコが気づき、ハクチョウが気づきます。そのあと、僕が気づきます。ネコたちはお腹が満たされると、優しいヒトに甘えます。ゆっくりと、心を満たす時間です。
(岩合光昭)


岩合さんちの猫は、海ちゃん、にゃんきっちゃん、柿右衛門、ケナの写真があります。

展示総数は "にゃんにゃんにゃん" の222点。
どの子もキュートなのはもちろん、
ストーリーを感じる作品が並んでますよ音符

彼らは演技をしてませんあしあと
警戒している様子もありませんあしあと
もしや岩合さん、透明人間になってシャッターを切ってるのでは??というくらい、自然体で写っていて素晴らしいグッ
ただ、会期が短めなのが残念だわ~タラー


『岩合光昭写真展「ねこ歩き」』
◆2015年3月31日(火)-4月6日(月)
 そごう神戸店 本館9階 催会場
(現・神戸阪急
・展覧会サイト →〔開催終了しました〕

・岩合光昭オフィシャルサイト →
・Twitter →



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