『ベン・シャーン展』　by　ねこ

【一枚の絵・36】

岐阜県美術館
『ベン・シャーン展』（1991年）より
ベン・シャーン
《プレアデス星団》
紙にシルクスクリーン、手彩色、金箔
1960年　52.1×67.3
ニュージャージー州立博物館

ベン・シャーンは20世紀アメリカ絵画の第一人者のひとりです。
リトアニアに生まれ、まだ幼い頃ニューヨークに移住した彼は、アメリカ、フランスなどの社会問題を描いて社会主義をうったえるとともに、庶民の日常の姿を描いています。
また、人間の内なる深層をも描き出し、宗教的な主題も多く見られます。

そんなわけで力強く、情感豊かな作品が紹介されていたのですがー、今回のNo.1はこの《プレアデス星団》。
その昔、天文学者になるのが夢

だったわたしは、タイトルだけでまず気に入ってしまった。
そして、ずらずらーっと並ぶナゾの暗号文（？！）。
実はこれ、ベン・シャーンが独自につくった「第2のアルファベット」らしい

　まるで、シャーロック・ホームズの「踊る人形」だぁぁ～い。
あーでもない、こーでもないとネコあたまをひねってみたけど、ちーともわからん

ビキニ諸島沖でアメリカの水爆実験により被爆した「第五福竜丸」を題材にした作品、《ラッキー・ドラゴン》も強く心に残りました。
（1991年10月）

『ベン・シャーン展』
◆1991年9月21日（土）－10月20日（日）
　岐阜県美術館
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（岐阜市宇佐4-1-22）

【2011年・追記】
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