松坂屋名古屋店
『ヒロ・ヤマガタの世界』(1989年)

ヒロ・ヤマガタ
《ボートパレード》
1988年


とにもかくにも色がキレイで細かい!のが、
シルクスクリーンの魔術師「ヤマガタ」の作品ですキラキラ

空の青のグラデーションなんてものすごいは、
遠景の建物の窓ひとつひとつ、木の葉一枚一枚にいたるまでの緻密さには驚くはで、
最初から最後まで、ただただ絶句チーン


ヒロ・ヤマガタ
《ホリディ》
1989年


ヒロ・ヤマガタ
《パリ祭》
1989年


ダンナの友だちもシルクスクリーンをやってるので、
その苦労はよーくわかるのですが、
ここまで刷れるとは……
とても人間ワザとは思えんですねタラー

爪先ほどの小さな人々もみんな楽しそうで、
何やら笑い声が聞こえてきそう。


ヒロ・ヤマガタ
《ミルキーウェイ》
1989年


ヒロ・ヤマガタ
《雪降る窓》
1989年


はっきり言って、この極彩色の絵柄は欧米人にはウケます。
でも、日本ではなかなか認められなかったという
「ヤマガタ」のシルク……
それが今回、ついに
世界デザイン博覧会(名古屋)の特別公式ポスター↓に選ばれましたキラキラ
へへ、どーんなもんだい!


ヒロ・ヤマガタ
《ファンタジー》
1988年

道が広くてゆったりしている、並木や道に陽ざしが溶け込んでいるような明るい街。色で表現すれば淡い感じのサーモンピンク。
そんな名古屋の印象をベースに、あくまでデザインという言葉にこだわって描いた。
例えば窓一つ取り上げてみても各国々でその形は異なってくる。デザインとは、そのように特別なことではなく、日常的なものであるといった面を訴求してみた。

(山形博導/世界デザイン博覧会公式ガイドブックより)


なかにはモノトーン調で描かれた、
まるで水墨画のような雨の絵、雪の絵もあって、
ワタシはこちらも気に入ってしまいましたピンクハート
極彩色ばっかじゃ、目が死んでしまいますもんタラー


ヒロ・ヤマガタの作品サイト →


松坂屋名古屋店 →
(名古屋市中区栄3-16-1)


【2008年・追記】
初めてヤマガタ氏の作品を目にしたときの衝撃は、
とんでもなかったガーン
今、こうして改めて観て、懐かしーく感じます。


【ヒロ・ヤマガタ作品集】


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