愛知 豊田市美術館
『牧野義雄展』(2008年)



今回は、豊田市美術館所蔵の抒情あふれる作品展キラキラ
そのリンさんが郷土の画家・田中一村を紹介していたので、ワタシも愛知県(現・豊田市)出身のかたをイチ押ししまーす。

その名は、牧野義雄(1869-1956)。
100年前にロンドンを描いた「霧の画家」。
(その後アメリカでも活躍しました)


と言っても、
このひとの存在を知ったのは、ほんの2年前……
たまたまテレビの某鑑定番組で、
彼の水彩画《雨のBBC》を見たのが最初なんですタラー


牧野義雄
《雨のBBC》(参考作品)
薩摩英国館


幻想的な、霧の描写には「おおっ!」と目をみはりますが、 ワタシが選んだ一枚はこちら↓キラキラ


牧野義雄
《雨の日のスローン・スクエア》
紙に水彩 1906/07年 22.9×30.5
豊田市美術館

モノトーンでの濃淡の付け方が素晴らしいっ!グッ
そして、そこここにジャポニスムの薫りが……

作品右下の「義雄」を表すサイン「YO」の
「O」の文字がハート形なのも、とってもお茶目ピンクハート


モノトーンの作品、ほかにも紹介しますねキラキラ


牧野義雄
《バッキンガム宮殿の夕暮れ》
紙に水彩 1906/07年 21.2×30.4
豊田市美術館


牧野義雄
《午後のトラファルガー・スクエア》
紙に水彩 1906年 33.2×21.7
豊田市美術館


カラーの作品もどうぞキラキラ


牧野義雄
《ピカデリー・サーカスの夜景》
紙に水彩 1906/07年 32.9×26.3
豊田市美術館


牧野義雄
《グラン・ブールヴァールの売店》
紙に水彩 1907/08年 21.6×34.3
豊田市美術館


牧野義雄
《地下鉄のコーマルタン駅》
紙に水彩 1907/08年 32.1×23.3
豊田市美術館


牧野義雄
《チェルシー・エンバンクメント》
紙に水彩 1909/10年 27.3×50.3
豊田市美術館


牧野義雄
《オールドウィッチ界隈》
紙に水彩 1912年 25.3×32.3
豊田市美術館


牧野義雄
《ニューヨーク港》
紙に水彩 1924年 50.1×70.7
豊田市美術館


牧野義雄
《秋のハイド・パーク》
キャンバスに油彩 1920年代 40×50
豊田市美術館


牧野義雄
《アルハンブラ劇場:レスター・スクエアの夜景》
キャンバスに油彩
1951-54年頃 60.8×72.8
豊田市美術館


牧野義雄
《霧のトラファルガー・スクエア》
キャンバスに油彩
1951-54年頃 52.4×72.6
豊田市美術館


豊田市美術館には約60点の牧野作品があるそうな。
では、全国ではどうなんでしょう?
もっともっと、たくさん観てみたいです~~(切望!)。
(全5章、展示総数54点+資料25点)


『牧野義雄展』
◆2008年1月8日(火)-3月30日(日)
 豊田市美術館(愛知)
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豊田市美術館 →
(愛知県豊田市小坂本町8-5-1)

薩摩英国館 →
(鹿児島県南九州市知覧町郡13746-4 《雨のBBC》を所蔵)

【牧野敏太郎・義雄物語】


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